暴走特急!学園崩壊へのカウントダウン! 前編
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まあ、そうカッカすんなよ。俺が鉄道マニアだからってみんな嫉妬してんのか?」
メリー「え?ディーゴさんが鉄道マニアだとか私知らないんですが」
紺子「ほら見ろ!勝手に無関係の後輩まで連れてきやがって!」
龍哉「紺子、1回落ち着け。大勢の人の前でキレて恥ずかしいと思わないの?」
辺りを見回すと、夢物語号に乗りに来たのであろう人々が紺子たちに注目を浴びせていた。
紺子「あ……………/////////」
恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にし、そのまま手で顔を覆ってうつむいてしまった紺子であった。
数分後、ディーゴは紺子たちを導くように駅に入れたが、紺子は人々の前でディーゴにつかみかかったことに罪悪感を抱いていた。
辰美「紺子様、お恥ずかしい気持ちはわかりますが少しは公共の場というものを考えてください」
紺子「うるせぇよ……お前の説教聞く気分でもねぇよ………//////」
辰美「しかもこんな時にディーゴさんはどこに……」
龍哉「あいつなら俺たちの切符と駅弁買いに行ってるけど?」
ディーゴ「いやー、待たせたなぁ!もうとにかく夢物語号に乗りたい客の行列だったわい!」
売店の方からディーゴが6個の駅弁を重ねて持ってきた。それらをベンチに置くと、ポケットから6枚の切符を取り出す。
一海「遅いですよ先輩。こんなに駅弁と切符買って…………って全員分!?」
ディーゴ「せっかくみんな来たんだし、ウダウダ言ってもしょうがねぇ。連休なんだからさ、いろんなトコ冒険してみようや」
龍哉「……紺子、どうする?」
紺子「こいつ蒸気機関車の付喪神で大の鉄道好きだからなぁ………わかったよ、全員分買ったんならもう引き返せねぇな」
ディーゴ「よーし、じゃあ決まりな!早速ホームにゴーだ!」
ディーゴは紺子たちに駅弁と切符をそれぞれ渡した後、すぐにホームへと走っていった。
メリー「足速すぎ!?」
一海「さすがにこれ片道とかじゃないよね……?」
恐る恐る切符に書かれている文字を読む一海だったが、不安は当たった。
一海「やっぱり……お金足りないんじゃないかな………」
切符には片道と書かれていた。
駅のアナウンス『間もなく第4ホームに新特急列車、夢物語号が到着します。なお、夢物語号は第4ホームにて10分停車の予定です』
駅のホームで特急列車を待つ紺子たち。特にディーゴはもうすぐ夢物語号がこの駅に到着することに胸をときめかせていた。
ディーゴ「ウッホ〜、いよいよじゃあ…!」
紺子「ディーゴ。おいディーゴ」
ディーゴ「あ?んだよ、今ウズウズしてる時に
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