金的タックルラリアット
[1/7]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
連休2日目。街中では紺子、一海、龍華、綾野、清花がぶらついていた。
清花「紺ちゃん紺ちゃ〜ん、どうやったら叢君と恋人になれるのかなぁ?僕が話しかけたらまた逃げられちゃったんだけど……」
紺子「いや私に聞かれても………」
綾野「ふむ……これは片思い、ですね。私も直刀を危険視していますが、マスターが彼とぶつかっただけで斬られるなど最初は全く考えていませんでした」
龍華「ぶつかっただけで斬られる!?」
そう、あれは一昨日のレクリエーションの日のことだった。
特に紺子の返り血を浴びた一海と龍華は今でもはっきり覚えている。一海は直刀のクラスメイトのため能力を知っているが、知らなかった龍華だけは思わず腰を抜かし、何があったのか綾野に問い詰める。
綾野「マスターが斬られた後彼の種族を調べてみましたが、彼の種族は人間と神刀の付喪神のハーフ。当初は普通の人間と扱われて育てられましたが、幼少期に友達と遊んでいたところ、友達がトラックにひかれそうになりました」
一海「それでその子を助けようとしたら能力が発動、トラックを斬ってその子と親に化け物呼ばわりされて周りから避けられるようになったんでしょ?あいつから聞いたから知ってるよ」
綾野「一海はすでにご存知と………彼が異生神妖魔学園に入学するまでは相当辛い思いをしていたんでしょうね」
龍華「しっかし、清花先輩があいつに片思いなぁ……俺はあいつより学園長の方が問題だと思うんだけどなぁ。一昨日はマジで地獄だった………」
一昨日のレクリエーションことデンジャラス・逃走中を思い出す龍華。とはいえ、あのレクリエーションが地獄だったことは紺子たちも変わりない。
そのレクリエーションを考えた者こと学園長の辰蛇が背後から近づいてきているなど5人は知る由もなかった。
辰蛇「ヤッホー、ペロリストの被害者たち!」
紺・一・龍・清「「「「学園長!?」」」」
綾野「ターゲットロックオン」カチャ
辰蛇「ファッ!?あ、綾野ちゃん待って待って待って!?私何もしてないよ!?ていうかどんだけ武器持ってるの!?」
紺子「結構多いけどな。こんなトコでなぁにやってんだ学園長?職務怠慢か?」ボキボキ
突如現れた辰蛇にすぐさま腕をバズーカに変えて狙いを定める綾野。昨日EVOLUTION SPACEでやったようにもう一度辰蛇の腹を殴ろうと手をボキボキ鳴らしながら睨む紺子。
辰蛇「紺子ちゃん、綾野ちゃん、ホントに待って!?暴力はマジで勘弁!私、今ペロリストの被害者たちを探してたのよ!?」
一海「…………あっ(察し)」
ペロリストと聞き、すぐに察する一海。それもそのはず、学園内きっての変態といえばあの生徒しかいない。そしてあの生徒は授
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ