金的タックルラリアット
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位?名誉?そんなもので何になるんだ?俺が格闘技を始めたのはな、今でも意識不明で入院してる親父とお袋を治すための治療費を稼ぐためだ。優勝なんて目じゃない。また親父とお袋と一緒に過ごしたいだけなんだ」
一海「龍華………」
龍華「地位とか名誉なんかクソ食らえだ!そんなものに頼るぐらいなら捨ててやる!!」
ゴギャッ
深海「ヒギャアアアアアア!!!お、俺の肩がァァァァァァ!!!」
龍華に胸ぐらをつかまれ、無理矢理立たされて肩の骨を殴られて砕かれた深海が覚醒した瞬間だった。
それでも龍華は容赦せず、先ほど一海と紺子がやったように股間めがけて蹴りを入れた。
キーンッ!!
深海「ゴワァァァァァアアアアアアアアアア!!!」
股間を蹴られたばかりでなく、壁にまで吹き飛ばされ、叩きつけられた。
龍華「その身をもって!!」
ズゴンッ
龍華「きっちり地獄で反省!!!」
ダシィアッ
龍華「しやがれゴミクズ野郎ォォォォォォォォッ!!!!」
ブシャアアアアアアアッ!!!!
深海「▲◎※¥*■〆#♂Ω☆ω℃仝μ♀£¶ゝ$∀∬◆@±●ゞ々*★∃≡∧⊥√Å∫‡⇔§≒∴○〓ΦÅ♪Σ〒¢!!!!?」
壁に叩きつけられた深海に追い打ちとして肘打ち、続けて顔面に飛び膝蹴り、とどめに拳を恐ろしいほどの勢いで深海のみぞおちめがけてぶつけた。
地獄の底から湧き出るようなこの世のものとは思えない断末魔が路地裏全体に響き渡り、やがてその断末魔をあげた喉は裂けると同時に血が噴き出し、そのまま倒れ伏した。深海の心臓はもう動いていなかった。
龍華「………できるだけ使わねぇようにしようと思ってたが、こんな奴に使う羽目になるなんてな」
清花「り、龍ちゃん……いくら君が格闘技世界一決定戦の最年少優勝者でもさすがにこれは………」
龍華「これでよかったんだ。こいつみたいな外道な人間は死ななきゃわからねぇ。少なくともこいつによる被害者たちはきっと………こいつの死を望んでたはずだ」
深海の血を浴びた龍華はそれを払いながら言った。
彼の凄惨な死に青ざめているのは清花だけでなく、辰蛇も引いていた。
辰蛇「な、なんか私が思ってたのと全然違ったけど…………とりあえずもう1回だけ見てちゃんと覚えてよ?これ、ノーカンにするから」
紺子「みんなドン引きじゃねぇか………なあ、綾野先輩大丈夫か?」
綾野「………あ、すいません。少し寝てました」
綾野以外全員『寝てた!!?』
この日、紺子たち5人は護身術『金的タックルラリアット』を習得できた。
紺子たちが去った路地裏には惨殺死体となった外道ジ
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