時を越えた再会と紺子の決意
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ったのだ。
EVOLUTION SPACEの玄関の扉がバタンと強く開かれ、紺子が一海の肩を強くつかんだ。
紺子「お前、自分が何言ってるかわかってんのか!?せっかく助けられた命を散らす気か!?」
一海「わかってるよ!!わかってるから………わかってるからこそ怖いんだ…………もしこの尻尾の色が戻らなかったら、玉藻前が何をするかわかんない………その時には僕は死んでるかも―――――」
紺子「ふざけんじゃねぇよ!!!」
バチンッ!!!
一海「!?」
紺子が一海の頬を思いきりひっぱたいた。
紺子「だったら私が正気に戻してやる!!何年だろうと、何十年だろうと、何百年だろうと、何千年だろうと、この世に私とカズミンしかいなくなっても!!絶対に!絶対にお前を正気に戻してやる!!誰も殺させやしねぇし、自殺なんてさせねぇ!『玉藻前』が何をやらかそうと、私が全部止めてやらぁ!!」
一海「出雲……………姐ちゃん………………!」
辺り全体が沈黙に包まれた。そして一海は紺子を抱きしめると、しばらくの間静かに泣いた。
???「貴利矢が両親を亡くした妖狐への懺悔か……うーむ、これは……人と人ならざる者が共存する道も見えたかもしれぬなぁ……」
一方、とある場所では1人の老人が紺子たちの話を興味深げに聞いていた。
その老人は貴利矢と同じく陰陽師の服装をしていた。
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