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異生神妖魔学園
時を越えた再会と紺子の決意
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口をこじ開け、大量のダークマターを流し込んだり膨れ上がった腹やへそをくすぐったりなどしてメチャクチャに苦しませたのである。
そんなことがあったにも関わらず、辰蛇は100皿……いや、正確には100皿以上。3分きっちりで完食した後そのまま気絶し、遠呂智と龍華を戦慄させた。


遠呂智「…………ダークマター完食させたからこれぐらいで許してやるか」

龍華「俺、しばらくダークマター見たくねぇ…」

遠呂智「…………俺もだ」


そうして気絶した辰蛇を置いて地下室から出ると、自分の部屋に戻って眠ったのであった。










レクリエーションから翌日、アルケーが言っていたように5連休が始まった。
自転車に乗った紺子と一海はきっと閉店中であろうEVOLUTION SPACEへと向かっている。何しろ彼らも昨日のデンジャラス・逃走中の影響で疲れていたのだ、そのままぐったり寝て次の日にはすっかり元気になって働いているかもしれないと思ったのだろう。
だが紺子たちは知らなかった。まさかあの店で意外な人物に会おうとは。特に一海が知っているあの男と出くわそうとは。


紺子「あー、昨日ホント死ぬかと思った……」

一海「出雲姐ちゃんが僕たち置いて逃げるからでしょ?こっちもひどい目に遭ったんだから………」

紺子「そりゃ悪かったけど………で、EVOLUTION SPACEは閉店中かな?」

一海「たぶんそうじゃないかな?龍華は胸焼けするほど気持ち悪がってたから保健室に連れていかせたけど」

紺子「あいつ何食ったんだ…?」


インドの菓子、ラスグッラだ。
話しているうちにEVOLUTION SPACEに到着した2人。すぐに扉にかかっている看板を見てみる。


【OPEN】

紺子「あ、やってる……」

一海「2人共、大丈夫かな?」


紺子が扉を開け、店内に入る。すっかり元気になった遠呂智と龍華が仕事に取り組んでおり、カウンターには貴利矢が座っていた。


遠呂智「よう紺子、カズミン」

紺子「って陰陽師!?何でこんなトコに陰陽師が!?」


貴利矢を見るや否や驚く紺子だったが、一海は微動だにしない。紺子の声を聞いた貴利矢はすぐに2人の方を向いた。


貴利矢「お?そこにいる2匹は妖狐かな?なーに、警戒すんな。まずは軽い自己紹介ってことで。自分、『言峰貴利矢』。陰陽師やってる。ウェーイ、仲よくしようぜ?」

紺子「い、出雲………紺子です………(チャラっ!?この陰陽師チャラくね!?)」

貴利矢「紺子か。で、そっちの……………え?」


いつもチャラチャラしている貴利矢だが、一海を見た途端急に静止した。紺子はもちろん、遠呂智と龍華も困惑する。


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