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異生神妖魔学園
THE END OF DANGEROUS FLIGHT GAME
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了約8分前。宇佐間は始終絶叫し、大狼はテンションが高く、みのりは意識が飛んでしまったらしい。
それをよそにユウジ11がデジタル時計を見ると、もうすぐデンジャラス・逃走中が終わる時間に近づいてきていた。


ユウジ11「宇佐間、西田、生きてるかー?」

宇佐間「い……生きてま〜す…………」

みのり「……………」チーン

大狼「こんなにエキサイティングな体験したの、すっごく久しぶりです!もっかいやってほしいです!」

ユウジ11「時間ねーんだけどな、もう。もうすぐ鬼ごっこ終わるんだけどな」


ユウジ11はアクセルをふかすと、そのまま学園へ戻った。すっかりやつれた宇佐間と意識を喪失したみのりに心配したのか、その配慮としてもうジムカーナは行わなかった。


大狼「ユウジ先生、もうジムカーナやらないんですか?」

ユウジ11「宇佐間と西田を見てみろ。げっそりしてる奴と瀕死の奴を乗せてやるわけにはいかねぇだろうが」


到着した頃には、ちょうどデンジャラス・逃走中が幕を閉じていたのだった。
グラウンドには全生徒たちが集まり、朝礼台のアルケーが話をしている。


アルケー「皆さん、大変お疲れ様でした。本日のレクリエーション、いかがだったでしょうか?」

冷火(『いかがだったでしょうか?』じゃねぇよ!あの学園長のせいで身体中がイテェよ!)


心の中で文句を言う冷火のみならず、ほぼ全員生気がない状態に近かった。長時間逃げ続けなければならなかったので無理もない。
アルケーの話は続き、しばらくして彼女から生徒たちにとって嬉しい知らせが届く。


アルケー「そこで皆さんにお詫びの印です。今日のレクリエーションでかなりの疲労が溜まっていると思うので……その疲労を癒してもらうため明日から5日間の休暇を与えようと思います」

生徒一同『!!?』


全員言葉を失った。沈黙がしばらく続いたが、やがて生徒たちの歓喜の声が次々とあがっていく。
そして紺子も同じだった。


紺子「よかったぁ……今日はマジで地獄だったぁ……今夜はぐっすり眠れる………」

ヴォイエヴォーテ「2年の者は全員集まってくれ。私から連絡がある」


そのまま帰ろうとしていた2年だったが、ヴォイエヴォーテがそんな彼らに声をかけた。


乱「連絡?その前に龍華いないんですけど」

ヴォイエヴォーテ「ああ、雨野ならラスグッラをたらふく食べさせられたせいで保健室で寝込んでる。彼女にもしっかり伝えるつもりだ」

ディーゴ「ラスグッラ?」

仁美「インドのお菓子だよ〜。私もそれ食べたかったな〜」

ヴォイエヴォーテ「ほら、こっちを向け。で、休み明けの件だが…………」











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