THE END OF DANGEROUS FLIGHT GAME
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ち、とんでもない奴ばっかり相手にしてないか!?』と叫びたい気分だった。鬼たちはそのままグラウンドへ飛んでいった。
あとは閉じるだけだったが、閉じる前1枚の葉らしきものがふわりとスラブの上へ落ちた。
一海(ん?葉っぱ?こんなの出した覚えないんだけど………)
そう疑問を抱えつつも、あまり気にせず龍華を抱えると、屋上を後にした。
ところが一海が出ていった直後、風が吹き出した。葉は風に乗ってグラウンドまで飛んでいき、その真ん中に置かれている辰蛇の墓石の上に乗ったその瞬間だった。
ピカアアアアアアアアッ
周りに広がっている辰蛇の血を浴びて真っ赤になったかと思うと、突然まばゆい光に包まれた。直視すれば失明も免れないような眩しさである。
やがて光は収まり、墓石が建っていた場所には燐斗によって墓石にされた辰蛇が何事もなかったかのように立っていた。
辰蛇「プハァー!いやー、びっくりした!冷火ちゃんの胸触りたかっただけなのに、あの子のお母さんあんなにキレるなんて……」
アルケー「当然でしょう?あの子、あんなに嫌がってたのにしつこく追いかけたのが悪いんですよ」
辰蛇「へ?」
ドォンッ!!!!
辰蛇の前にいつの間にか背を向けて前屈みになったアルケーが立っており、そのまま爆発するような屁を食らったのだった。
屁を食らった辰蛇はそのまま吹き飛ばされ、校舎の壁に叩きつけられ気絶した。
ココ「いやああああああああ!!!ゴムパッチンも尻叩き1000発も嫌ァァァァァァァァ!!!」
同じ頃、ココはゴムパッチンに追いかけられていた。途中ロシアンたこ焼きにたこ焼きを食べさせられた遠呂智とすれ違ったが、彼はゴムパッチンが迫ってきていることを知らなかった。
ゴムパッチンはココに目をつけて追いかけていたが、視界に入った遠呂智にも目をつけ、誰を捕まえようか追いかける足を速める。
遠呂智「おいおいおいおいおいおい、俺食らったぞ!さっき食らったからな!さっき食らったよー!!俺食らったって、さっき!!ゴムパッチン食らったよー!!」
走りながら必死に訴えるが、ゴムパッチンにとってはお構いなし。なおさら遠呂智を捕まえたくなった。
遠呂智「もうやめてくれよぉ……!」
結局遠呂智が捕まってしまった。難を逃れたココにとっては幸運だった。
ココ「た、助かったですぅ………でもあの先輩、またゴムパッチンされるなんて………」
遠くから遠呂智がゴムを咥えさせられる様子を見て安堵していたが、改めて恐怖を抱えるココ。一方で再びゴムが顔面に直撃される恐怖に遠呂智は断固として拒否していた。
遠呂智「グウゥゥゥゥゥ!
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