やっぱり長時間逃走は肉体的にきつい
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のつけられて目立たないの?ずっとここにいたら僕たちまで巻き添えに…」
司「あーーーっ!そうだった!さっき起きたらまた近くにいてな、これつけられたんだよ!頼む、俺様と一緒に逃げてくれないか!?」
風船と空き缶を振りながら頼むが、3人は一斉にこう言い放った。
ディ・盾・清「「「絶対に嫌です」」」
司「おい、何でだよ!?俺様と逃げると問題があるってか!?」
ディーゴ「ありまくりじゃボケ!そんなのつけたお前と一緒に逃げたら必ず俺たちまで巻き添えになるだろうが!」
清花「司君、ホントは君のこと助けたいけどあの鬼だし、手の施しようがないから逃げさせてもらうからね」
盾子「絶対私たちに近寄らないでよ?」
司「近寄んなだぁ!?おいコラふざけんな!別に助けてくれてもいいだろうが!こんなに土下座してんだぞ!」
清花「してないじゃん!てか、それが人にものを頼む態度!?よけい助けたくなくなるよ!」
3人は被害に遭わないようにすぐに階段を降りるが、司はすかさず3人を追いかける。
ガランガランガラガラガラガラ
空き缶を引きずる音が響き、司は全く気にせずディーゴたちを追う。その音を聞いたディーゴたちはますます逃げ足を速めた。
ディーゴ「ちょ、おま、うるせぇな!」
盾子「走ったら音で見つかっちゃうよ!お願いだから来ないで!」
司「うるせぇぇぇぇぇ!!黙って俺様を助けろォォォォォォォォ!!」
清花「ディーゴ君、足速すぎて僕たちついていけないよ!」
ディーゴ「だってあんなのと一緒に餌食になりたくないですもん!ローラースケート履かされてからいろんな鬼に捕まりましたもん!」
盾子「で、それ脱げたの!?」
清花「僕に任せたら脱げたよ!」
逃げているうちに司が鬼役の教師に捕まるとは3人は思ってもいない。
それもそのはず、荒狂が笑顔で猛スピードで追いかけてきているの様子が風船で遮られて見えないのだから。
司「助けねぇんならお前らも巻き添えにしてやルルァァァァァァァァァァァァ!!!」
荒狂「ダ〜メよ司ちゃ〜ん?」
ガシッ
司「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!この俺様がオカマに捕まるだとォォォォォォ!!!」
ディーゴ「天罰だよバーカ!」
荒狂に捕まった司は絶叫し、ディーゴが振り向いて彼をバカにすると、盾子と清花と共に校舎から出ていった。
荒狂「人を巻き込もうと追いかけて、態度がなってなかったあなたにはpunishment……私のキスを受けてもらうわ?」
司「や、やめてくれ…!ファーストキスの相手がオカマとか…俺様そんなの絶対―――――」
ズキュウウウン!!
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