やっぱり長時間逃走は肉体的にきつい
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出て水飲み場でクリームまみれになった顔を洗っているところを校長のおへそに羽交い締めにされたのである。
恐怖に震える司にアルケーは優しく微笑みながらスカートをめくり、腹とパンツを見せつけた。
司「ダメだこの校長…完全に女を捨ててやがる…!」
アルケー「別に殴ったりしませんよ?司君には私のおへその匂いを嗅いでもらうだけです…?」
司「いつも笑ってるけど何考えてるかわかんねぇことあるからもはやその笑顔も恐怖にしか見えねぇ!?」
アルケーは何のためらいもなく自分のへそに指を突っ込んでグリグリ動かした後、竜奈同様臭くなった指を司の鼻へ近づける。
司「グッゼェェェエエエェェエエエエエェェエェエエエエェェェェェェエェェェ!!!」
稚童「だ、誰の声!?」
別人のように顔を歪めながら悶絶する司。その悲鳴を聞いて駆けつけてきたのか、アルケーと校長のおへその足元で倒れている司に稚童が絶句する。
校長のおへそは素早く稚童の気配を察し、素早く羽交い締め。アルケーはスカートをめくったままの状態で稚童に近づき、へそに指を突っ込んだ。
稚童「まさか……さっきの悲鳴って……」
アルケー「嗅・ぎ・な・さ・い?」
稚童「これのことかァァァァァァァァァァァ!!!」
想像を絶するほどの匂いを嗅がされ、司同様悲鳴をあげながら悶絶したのであった。
2人が倒れてしばらく時間が経ち、再び鬼の追加を知らせる校内放送が流れた。
校内放送『デンジャラス・逃走中、開始45分経過。鬼、増量します』
普段ならその5分後には授業終了のチャイムが鳴っている。しかし、その日は違った。
次に現れたのは『犠牲と献身』、『笑』、『一本釣り』。3人は校舎へ入ったが、一本釣りはフックつきの釣竿を持っているので、強いて言えば鼻フック。他の鬼が捕まえた獲物の鼻を2階から引っ張り上げるつもりでいた。
紺子「〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
同じ頃、紺子はまだ壁に突き刺さったままだった。そこへ何度も鬼に捕まって満身創痍となった辰美が通りかかった。
辰美「紺子様、今助けますわ!」
満身創痍で校舎をフラフラと力なくさまよっていたが、壁に突き刺さった紺子を見るなり急に元気になり、ものすごい力を発揮。すぐに紺子を壁から抜いてしまった。
はずみで背後にある別の壁にぶつかったが、気にしない方へ。紺子の安否を確認するため声をかける。
辰美「しっかりしてください紺子様!大丈夫ですか!?何があったんですか!?」
紺子「一生に騙された………カーテンの裏に隠れてたら黒いデブに捕まってぶん回されて…………」
牙狼「あっ、紺子!それに辰美まで!やっと見つけた!」
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