終わったら授業?いいえ、逃走中です
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いを取り、いつ襲っても襲われてもおかしくない状況だった。
牙狼「どこからでも来いよ………お前が僕に牙を向けた瞬間、お前は八つ裂きになっている………」
ローラースケートは牙狼の言う通り下手に手を出せば骨も残らないと思ったのか、隙を見せた瞬間にローラースケートを履かせようと考えていた。
ガタッ
牙狼「グァウ!?」
物音がした方に顔を向ける牙狼。ローラースケートにも聞こえていないはずもなく、物音が聞こえた机に顔を向けた。
机から出てきたのは霜。狼男に変身した牙狼を見ているうちに恐怖に耐えられなくなり、気づかれないように理科室から出ようとしたのだろう。
音の正体はこれだった。椅子に足を引っ掛けてしまったのだ。
牙狼「霜!?」
転びそうになりながらも立ち上がった霜は牙狼に恐怖しながら理科室を飛び出していった。
ローラースケートはこの狼男といがみ合っていれば自分が不利になるかもしれないと判断し、理科室から逃げた霜を追いかけていった。
牙狼「あれからして怖がってたのかな?この姿だからしょうがないよね……いつか慣れてくれればいいけど…………」
うつむきながら呟いた牙狼だったが、ふとあることを思い出す。
牙狼「そういえば紺子たち…今頃大丈夫かな?いつまでもここにいたら意味ないし、探しに行くとするか」
自身の姿に不慣れの者に怯えられるのを覚悟で理科室を出た牙狼。同時に校内放送が流れる。
校内放送『デンジャラス・逃走中、開始30分経過。鬼、増量します』
再び黒いステージから3人の鬼が飛び出した。そのうち1人は肥満体である。
肥満体の方には『関取』と書かれ、他の2人には『らくがき』、『ちちもみ』と書かれていた。
乱「うそーん!?1人だけ変態なのがこっち来てるー!!」
関取とらくがきはそれぞれ別方向へ走っていったが、ちちもみだけ乱へまっしぐら。
乱「いやああああああああ!!おっぱい触んないでぇぇぇぇぇぇぇーーーーーー!!////////」
恥辱のあまり顔を真っ赤にしながら叫んでしまった。
もしターゲットを冷火にして母親の燐斗にバレれば、高確率で骨も残らないだろう。
一方でその冷火は。
辰蛇「冷火ちゃ〜〜ん!!!怖がらなくてもいいのよ〜〜〜〜!!!パイタッチするだけだから〜〜〜〜〜〜!!!あなた何カップ〜〜〜〜!!?」
冷火「何で学園長も参加してんだよ!!?私のそばに近寄るなァァァァァァァァ!!!!」
なぜか鬼役となった辰蛇に追いかけられていた。
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