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異生神妖魔学園
終わったら授業?いいえ、逃走中です
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立ち上がった瞬間ゴムが顔に当たった紺子の悲鳴を聞き、すぐに向かおうとしたが、ふとあることが脳裏をよぎる。


龍華「……罰が当たったんだろうなぁ。あいつ、何も言わないで俺たち置いて逃げたよな。おかげで俺たち綾野先輩が言ってた校長の悪臭嗅いじまった」

一海「綾野先輩だって黙って逃げてたじゃん。僕たちにはオナラとは言えないオナラ、竜奈先輩にはおへその匂い………今回ばかりは見損なったよ、出雲姐ちゃん………」


あの紺子が裏切るはずがないと信じていた。特に一海は紺子に拾われ、それ以降すっかり彼女に懐いてしまっているため、黙って逃げたと知った時には物事も言えなかった。
2人が呆れている中、向こうで誰かが鬼に捕まったことに気づいた。


???「わぁー!はずみで頭が取れちゃった!取れちゃったよー!」


目を凝らして見てみると、そこにいたのは昼休み、ジャックのナイフ投げを受けた美弥妃だった。
頭が転がった美弥妃を見て鬼は驚いたのか、少し後ずさる。美弥妃が目にしていたのは胴体に『ねこです』と書かれた鬼だった。


美弥妃「『ねこです』ってなーにー?体で自分が猫だってこと表現したいの?したいのー?」

龍華(いや、さすがにそれはないだろ…あいつが持ってるのって…)


ねこですが持っているのは猫耳カチューシャ、猫髭、そして猫の尻尾。鬼が持っているものに美弥妃はすぐに悟った。私に猫のメイクをするつもりだ、と。


美弥妃「ニャー!!ねっこみーやびっ!ねっこみーやびっ!」


猫のメイクをされた美弥妃は嬉しそうに跳ね回っていた。
すると先ほどアルケーのへその匂いを嗅がされ、倒れた竜奈が起き上がる。


竜奈「なぜあいつは喜んでるんだ?」

一海「あ、竜奈先輩」

龍華「あのお残しゾンビ…じゃねぇや、美弥妃先輩さっき猫のメイクされたんだ。それでメッチャ跳ね回っててさ」

美弥妃「ねっこみーやびっ!ねっこみーやびっ!」


そう言いながら跳ねて喜んでいる美弥妃を無視し、3人は自分の身に起きたことを告白することに。
龍華と一海は屁で壁に叩きつけられたこと、竜奈はへその匂いを嗅がされたこと。互いに告白し合った。アルケーの屁はとてつもなくすっぱ臭い匂いがしたらしく、へそは何日風呂に入っていないんだと叫びたくなるほどの匂いだったらしい。


龍華「でも、あのオナラって1回きりで終わりなのか?もしどこかで焼き芋とか食いまくって補給してたら……」

竜奈「きっとそうだろうな。しかし紺子め、鬼が来たなら『逃げろ!』と言ってほしいものだ」

一海「出雲姐ちゃん誰かに捕まってましたよ。『んやああああ!!』って声ここまで聞こえてきましたもん」

竜奈「捕まったのか。ふむ………罰が当たったと思
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