終わったら授業?いいえ、逃走中です
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る大狼だったが、さらなるアクシデントに巻き込まれるとは予想だにしていなかった。
肘打ちがこちらへ向かって走ってきていた。大狼とライエルは気づいておらず、そのままエルボーを食らったのだった。
ライエル「ゴバァ!!」
大狼「何で私までぇ!?」
パイ投げの被害を受けたのは大狼だけではなかった。
大狼とライエルがエルボーを食らった同時に司も急にトイレに行きたくなったのだ。
司「うっ……小便してぇ……」
この後降りかかる災難など知らず、司はトイレに入った。その前を藤一が通りかかる。
藤一「メリーがやられてもうた…油断できひんな。でもこれって賞品あるん?たぶんサプライズかもしれへんな………そんな気がするんや」
司「ごわあああああ!!お前らどっから…個室に隠れてるとか卑怯ギャアアアアア!!」
トイレから司の悲鳴が聞こえ、藤一は思わず後ずさった。
藤一「な、何や!?まさか鬼が隠れとったんか!?」
まさにその通り。トイレから3人の鬼が飛び出すと、そのまま走り去っていく。藤一は悲鳴が聞こえたトイレに慌てて入ると、そこにはクリームまみれになって倒れた司がいた。
藤一「先輩!大丈夫っすか!?しっかりしてください!」
藤一に揺さぶられ、司のクリームまみれの唇が開く。
司「…………トイレにいやがった」
藤一「トイレに……あっ!じゃあさっき出てった奴らってまさか先輩をこんなにした鬼っすか!?」
司「そうだよ………神出鬼没すぎるぜ………まさにトイレに入れば鬼が喜ぶ、だな……………」
正しくは風が吹けば桶屋が儲かるである。変なことわざを言った司はそのまま気を失ってしまった。
藤一「先輩!せんぱーい!!」
気絶した司に大声で呼びかける藤一。だがそれが大きな間違いだった。
トイレに響く藤一の大声を聞きつけたザリガニが侵入し、藤一の肩を叩いた。
藤一「ゲッ!あ、アカーン!!や、やってもうたー!!」
なす術もなく鼻の穴にザリガニを挟まれたのだった。
廊下では紺子も一海たちに黙って逃げた罰が当たったのか、羽交い締めにされた状態でゴムを咥えさせられていた。
【離したら尻叩き1000発の刑!】
紺子「んーっ!んーっ!」
ゴムが顔に当たる恐怖に必死に顔を横に振っていたが、無慈悲なゴムパッチンはゴムを手離した。
バチーン
紺子「んやあああああああああああああああああっ!!!」
龍華「あの悲鳴は紺子!?」
一海「出雲姐ちゃん!?」
その頃、アルケーの屁を受けた龍華と一海は壁に叩きつけられてしばらく気絶していたが、ちょうど目を覚ましたところだった。
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