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異生神妖魔学園
終わったら授業?いいえ、逃走中です
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プレゼントしましょう」


背を向けながらそう言い、前かがみになったかと思うと。



ドォンッ!!!!



この世のものとは思えない爆発するような音の屁がアルケーの尻から放たれた。自分のスカートがめくれるほどだった。










一方、音楽室へ逃げてきた紺子は。


紺子「ここまで来れば大丈夫……なはず………」

???「出雲先輩」

紺子「きゃあ!!」


机の下に隠れていた無亞に声をかけられ、一瞬足がすくんでしまった。


紺子「な、無亞ぁ……驚かすんじゃねぇよぉ……私そういうの一番嫌いなんだよぉ…………」


涙目になる紺子に無亞はいたずらそうに笑っていた。


無亞「悪い悪い。俺もいい隠れ場所ねーかなーって思って探してたんだけどさ、なかなか見つからないもんだな。2時間連続逃げっぱなしも辛いし」

紺子「次って授業ないの!?学園中全部探されるって綾野先輩言ってたし……どうすんだよ!?序盤から私たち不利だぞ!?」

無亞「まあ落ち着けって。逃げ道が減ってきてもいい作戦はあるんだぜ」

紺子「いい作戦って何だよ!?教えてくれよ!」

無亞「残念だけど出雲先輩は絶対無理なことだ。俺にとってのいい作戦だよ。さっき学園長を殴ったように空間から触手生やして攻撃する作戦さ。鬼に抵抗してはいけないってルールあったら失格になるかもな」

紺子「期待して損したー!!」


紺子は諦めて音楽室を出た。だが恐怖はまだまだ終わらない。










校内放送『デンジャラス・逃走中、開始10分経過。鬼、増量します』


学園中に流れた校内放送に再び黒いステージから煙が噴き出し、鬼が2人出てきた。1人は『ねこです』、もう1人は『ローラースケート』だった。
だが生徒たちはどんな鬼が追加されたかわからない。唯一知っているのは全教師及び学園長の辰蛇だった。


ライエル「今度は何が来るんだ?僕もいつ襲われるか怖くてしょうがないよ………」


今ライエルがいる場所は教員トイレの前。いつ襲われてもいいように抜刀する準備はできていた。
するとトイレから女性の悲鳴が聞こえてきた。


ライエル「だ、誰っ!?」


教員トイレから3人の鬼が飛び出して走り去っていき、立て続けに出てきたのはなぜか全身クリームまみれになった大狼だった。


ライエル「って大狼先生!?どうしたんですかそんなクリームまみれになって!」

大狼「『学園内ならどこにでも逃げてもいい』って学園長が言ってたんですけど、急にトイレに行きたくなっちゃって………用を足して出ようとしたら個室から鬼が………パイを持って………」


怯えながら訴え
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