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異生神妖魔学園
終わったら授業?いいえ、逃走中です
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も食らったんじゃないのか?いや、小道具を使われたというのもあり得るな」

綾野「現在の鬼は肘打ち、ザリガニ、ゴムパッチンの3人ですが、その鬼たちによってすでに犠牲者が出た模様。肘打ちはココ、ザリガニは龍哉、そしてゴムパッチンは遠呂智です」

龍華「マスターゴムパッチンされたの!?捕まらない方だと思ってたのに!」

綾野「鬼はまだどんどん出てきます。隠れ場所も全部探すつもりですし、増えれば増えるほど逃げ道がなくなるので覚悟しておいてください」


綾野が解析している中、紺子が無言で逃げ出した。


一海「って、出雲姐ちゃん!?」


逃げたのにはしっかり理由があった。先ほどまで綾野の解析を確認していたのだが、彼女の背後から鬼が迫ってきていたのだ。
しかも現れた場所は職員室。どうやら鬼はステージ以外にも別の場所から現れることもあるらしい。その鬼の胴体には『校長のおへそ』と書かれていた。
一海たちは全く気づかず、校長のおへそに捕まったのはそのうち1人。竜奈だった。


竜奈「なっ!?」


羽交い締めにされた竜奈は今の状況を理解できず、他の3人も嫌な予感がしたのか竜奈と鬼から離れる。
目の前に現れたのは優しく微笑むアルケーだった。


竜奈「こ、校長…?」

アルケー「うふふ……怖がらなくても大丈夫ですよ。暴力は与えないから安心しなさいな」


アルケーは優しい言葉を投げかけると、ドレスのスカートをめくる。
目の前にあったのは見るからに触り心地のありそうな腹、白いパンツ。それを目の当たりにした竜奈は絶句し、困惑。龍華と一海は何が起きているのかさっぱりわからず、綾野は今の状況を解析している。


竜奈「いくら女同士だからといって、なんというものを…!」

綾野「校長は悪臭系」

龍・一「「?」」


爪に水色のマニキュアが塗られた指を自分のへそに突っ込むアルケー。グリグリ動かした後、その指を竜奈の鼻へと近づけた。


竜奈「ヴェアアアアア!!!」


どうやら相当臭かったのだろう、竜奈は悲鳴をあげると同時に失神してしまった。


龍・一「「竜奈先輩!!」」


だが背後にはもう1人『屁』と書かれた鬼が静かに迫ってきていた。危険を感じたのか、綾野も紺子同様気づいていない龍華と一海に黙って逃げてしまった。
声をかけようとした一海だったが、急に悪寒が走った。龍華も悪寒が走っており、振り向こうとした瞬間屁につかまれた。


龍華「どいつもこいつも俺たちに黙って逃げやがってー!!」

一海「鬼ごっこなんだから逃げるのは当たり前なんじゃないのー!?」


屁が2人を羽交い締めにし、アルケーは微笑みながら近づく。


アルケー「あなたたちにも悪臭を
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