やるの遅いよレクリエーション
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くと、辰蛇は朝礼台へ。
辰蛇「皆さん、こんにちは。ただいまより新入生歓迎の日以降延期となったレクリエーションを行いたいと思います。延期となってしまったのは私たちも誠に申し訳なく―――――」
辰蛇が話を進める一方、一部の生徒たちは小声でヒソヒソ話をしていた。
牙狼「トリノ先生が言ってた『生徒の心が折れそうな企画』って一体………」
竜奈「たぶんよくないことが起こる前触れかもしれない。念のため身構えていた方が無難だろう」
舌寺「人は舐められても企画は舐められない、か……今日の俺っちはちょっと真面目にやるとしますかね」
牙狼「何回も同じセリフ聞いてるけどお前が真面目になったこと一度もないだろ。お前も僕の首筋舐めたことあったよな?」
綾野「更衣室に隠れてマスターのお腹を舐めるなど言語道断にもほどがあります。自重する気もなさそうですね」
王臥「こういうキャラは大抵ボコられるのがお約束なんですよね」
だが舌寺はすでに1年の体育が始まる前、紺子の腹を舐めて霜に凍らされ、一海に蹴り飛ばされた挙げ句南原のジャーマンスープレックスを食らうという報復を受けている。
そんな舌寺が言い寄られる中、2年でも。
仁美「鬼って美味しいものなのかな〜」
ライエル「いくら食人鬼の君でも食べちゃダメだからね!?」
司「俺様だったら本来の姿に戻って全部焼き尽くしてるがな」
龍哉「するなよ?鬼ごっこの意味なくなるからな?」
一生「ズルして人間に化けてそのまま帰るか……それとも真っ向勝負するか……」
盾子「真っ向勝負して紺子とどっちが鬼に捕まった回数が少ないか競ってみたら?」
紺子「なぜに私を持ってくる!?」
そして1年でも………。
一海(出雲姐ちゃん助けたいけど、みんなバラバラになって逃げちゃうし………やっぱり自分の力で何とかするしかないのかなぁ?)
無亞「かなり体使うから動きやすいセーラー服で来てよかったぜ」
一海「今日もセーラー服?学ランよりその方が似合ってるよ、無亞ちゃん?」
無亞「無亞ちゃん!?おっ、おまっ!『ちゃん』って呼ぶなよ!/////」
来転「まさか捕まったらひどい目に遭わされる鬼ごっこなのか…!?くっ……殺せ……!」
埋「さすがに殺しはないと思いますよ?」
そう話しているうちに辰蛇の話が終わり、いよいよ彼女が出した企画が発表されることになった。
辰蛇「では、いよいよレクリエーションの企画を発表します!題して―――――」
生徒たちは息を呑み、ついに企画の名称が辰蛇の口から発表される。その発表された名称は………。
辰蛇「―――――『デンジャラス・逃走中』ッ!!」
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