やるの遅いよレクリエーション
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らまだまだ死にゃしないわよ♪昨日のはホントに辛かったけど」
一海「出雲姐ちゃんと甘い夜過ごしたかったから寝ててもらおうと思って」
紺子「おいバカズミン、テメェ!何バラしちゃってんだよ!//////」
両手で真っ赤な顔を覆おうとする紺子だが、そうはさせまいと言わんばかりに辰蛇が目を輝かせながらギリギリまで顔を近づける。
麻婆豆腐の臭いが鼻の穴を刺激する。
辰蛇「だから一海ちゃんと一緒にそんなエロい格好してたんだね!私だけ仲間外れとかずるくない?次やる時は私も入れ―――――」
紺子「〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!/////////」
ズガッ
辰蛇「ブギャボッ!?」
鼻骨が折れる音がした。
これ以上言わせまいとばかりに辰蛇の顔に頭突きした紺子であった。
紺子「で?登校時間は昼?」
一海「うん。それ知らなかったの出雲姐ちゃんだけじゃん。昨日の午後ずっと屋上で昼寝してたでしょ?」
紺子「あ」
朝食のパンを食べながら話す2人だったが、ある教師によると『掲示板に1枚の貼り紙があった』とのこと。それは辰蛇が書いたものらしく、1年とのレクリエーションをやると書かれていたのだ。
しかし、辰蛇は昨日までライオンの檻に入れられていたはず。一海が聞いたところ、それは辰蛇が神守の猫耳と尻尾をいじる直前、黙って掲示板に貼りつけたらしい。
レクリエーションと聞いた紺子の反応は、あんぐり口を開けていた。
紺子「すっかり忘れてたけど全部思い出した………延期になって以降全然連絡なかったから、てっきり中止になったかと………」
一海「僕もいろいろ思い出したね。新入生歓迎のあの日、宇佐間先生が顔面埋まるほどのパンチ食らって、大狼先生はパイを顔面にぶつけられ、そして司先輩は先生のハンカチ盗んでぶん殴られたっけ」
紺子「よく覚えてんな…」
一海「入学して早々あんなのが思い出になるって嫌だよね」
いや、紺子と一海だけではない。紺子と一海のクラスメイトにとっても3年生にとっても嫌な思い出になることは間違いない。特に司は剛力のハンカチを盗んだせいで壁に穴が空くほど顔面を殴られ、さらに武道館での模擬戦でも一海の腕をつかんで股間を何度も蹴られたのが大きなトラウマとなっているので無理もないだろう。
そんなことを考えながらパンを食べ終えた2人は袋を捨て、一海がレクリエーションの内容を口にする。
一海「鬼ごっことか言ってたような……」
紺子「鬼ごっこ?」
一海「詳しいことはよくわかんないけどそんな感じだった気がする」
紺子「……………なんか嫌な予感しかしないの私だけ?」
一海「あの変態学園長が追いかけてきたら出雲姐ちゃんにとって最
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