一海の秘めた思い
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紺子「………………(これ思ってた以上に懐いてんな)」
一海「それなのに…………あのペロリスト先輩は…………!!」
再び舌寺に憎悪をぶつけたい。一海は歯ぎしりしながら拳を強く握りしめる。
紺子「待て待て待て待て!?今はそう言うの忘れて、な?今日は私のお腹触ってあげてんだから……そ、それでいいだろ?」
一海「………それもそっか。それじゃあ、出雲姐ちゃんが落ち着いてきたところでお腹触ろうっと。もちろん出雲姐ちゃんがよがり狂って二度とペロリスト先輩の舌責めが感じなくなっちゃうほどいっぱい触ってあげるね?」
紺子「か、加減ぐらいしてよ……!?」
それから一海は自分が満足するまで紺子の麻婆豆腐で膨らんだ腹とへそをくすぐった。
一海も紺子同様腹とパンツを丸出しにしているため、紺子の右手を動かせるようにすると、紺子も一海の腹をなで回したりへそに指を入れたりした。どうやら紺子も一海の麻婆豆腐で膨らんだ腹をなでたかったようだ。
やがて互いの気が済むまで、2人はいつまでも互いの腹とへそをいじり続けたのだった。
ところ変わって閉店したEVOLUTION SPACE。麻由美はすっかり寝静まっている。
紺子と一海が互いの腹とへそをいじっているその頃、貴利矢はコーヒーを飲みながらあることを思い出していた。
貴利矢「ったく、あの学園どんだけハチャメチャなんだよ………………そういえば学園で思い出したけど………あの妖狐はどうしてんだ?」
遠呂智「どうした?いつにも増して真剣じゃねぇか」
貴利矢「いや、昔を思い出してな。悪事を働いていた妖怪を倒した時の話なんだが、俺の他にもう1人の陰陽師と一緒に行動していたんだよ。終わったのはいいんだが、いつの間にかその陰陽師がいなくなっててな。探して探して探し回ったんだが見つからなくて、仕方なく帰ろうとしたらその帰り道……偶然見つけたんだよ。《《しかも3匹の妖狐のおまけつきでな》》」
龍華「3匹の妖狐?」
貴利矢「ああ。一体どういうことだと思った瞬間、親と思われる妖狐を殺したんだよ。俺目線からして、あいつらは何の悪さをしたような覚えがねぇし……にも関わらずあいつは殺したんだ。そして今度は子供と思わしき妖狐を狙いつけた。俺は急いで術を使って妖狐を守り、村正で陰陽師の攻撃を防いだ」
コーヒーを一口飲み、続ける。
貴利矢「そしてとっさに妖狐に言ったんだ。『逃げろ!俺が何とかするから逃げろ!』ってな。けど、なかなか動かねぇからこうも言ったんだ。『何ボサッとしてんだ!?早く逃げねぇと親と同じ運命を辿るぞ!!生きたいと思ってんなら逃げろ!!』ってな。そしたらそいつは泣きながら俺たちから離れていき、せめてもの償いとしてその陰
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