一海の秘めた思い
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ら、言ったぞ!思い出したくなかったってのに!おい、聞いてんのか!?///////」
一海「…………………」
紺子「ってカズミン!?な、なんか怖い…!」
一海「あ、ごめん。改めて聞いたけど、あのペロリスト…………いや、舌寺先輩だね?」
優しい笑みを浮かべる一海だったが、紺子は嫌な予感がした。『これ絶対怒ってんじゃね!?』と。
だが一海は怒ってなどいなかった。一海は笑顔を保ったまま言葉を紡ぐ。
一海「ホントにひどいよね……僕が予約取ってたのに……」
紺子「か、カズミン…?」
一海「でも一番ひどいのは………」
紺子「え?え………え?」
笑顔の一海は紺子を押し倒すと、尻尾で紺子の両腕と両足を縛り、拘束。紺子は理解できないまま一海の顔を見ると、その目に恐怖感を覚えた。
一海「出雲姐ちゃん、僕以外に触られて気持ちいいなんて、ひどいじゃないか…………」
紺子「カズミン?な、なんか目が光ってないぞ!?」
そう、舌寺に舐められたと聞いた一海は優しい笑顔を保っているものの、その目は光が消えていたのだ。
一海「しょうがないでしょ?あんなペロリストの汚れた舌なんかで、気持ちいいって言うんだもん…………」
紺子「な、なあ……確かに昨日私のお腹好きにしてもいいって言ったけど……あ、あんまりやりすぎないでくれよ?休みだったら一晩中触ってもいいけど、そうじゃない日は勘弁してくれよ?」
一海「場合によるかもね………てことで、早速………」
ズキュウウウン!!
紺子「!!?////////」
一海が紺子の上に乗るように互いの腹をくっつけ合い、急に顔を近づけてきたかと思うと、そのまま口づけをしたのだ。
だが、そのキスは乱にされたように息ができなくなるほどの激しいディープキスではなく、優しいキスだった。
紺子「んっ…!?んんぅっ!?////////」
一海「んむっ………チュッ………?」
紺子(おいおいおい!こいつまで急にチューしてくるとか………けど、何だろう……なんか……全然嫌じゃない………)
乱のディープキスとは対照的に一海のキスは勢いがなく、逆に一海への優しい気持ちを受け止めているようにも思えた。
紺子(キスはいつも乱にやられてるけど………カズミンのは………すごい優しい………)
最初は嫌がるような声を出していたが、次第におとなしくなっていく紺子。ようやく終わった時には互いの目がトロンとしていた。
紺子「はぁ…はぁ…カズミン、お前ぇ……/////」
一海「ごめん、ちょっと怖かった?」
紺子「ふぇ?」
一海「あのペロリスト先輩の話を聞いただけで冷静にいられなくなっちゃ
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