異生神妖魔学園脱出劇
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ならない。
龍・牙「「最初はグー、ジャンケンポン!」」
龍哉はパー、牙狼はチョキを出した。龍哉がドアを開けることになった。
龍哉「俺かよ」
本当は龍哉も内心不安だった。恐る恐るドアノブに手をかけると………。
龍哉「………あれ?何も起きないぞ」
紺・牙「「え゛?」」
確かに龍哉には電流が走らず、紺子と牙狼は同時に首をかしげる。
紺子「電気走らないとかおかしいな……ちょっとそこどいて」
今度は何度も感電した紺子が手をかける。だが龍哉同様電流が走ることはなかった。
紺子「…ホントだ。マジで何でもない」
牙狼「嘘でしょ?どれ、僕も……」
続けて牙狼も手をかけてみた。やはり電流が走らない。
牙狼「ホントは龍哉が開けなきゃならないけど、僕が代わりに開けるか」
龍哉「すいません白銀先輩…俺の役目だったのに…」
牙狼「別に構わないよ。いい?開けるよ?」
紺子「うん」
龍哉「お願いします」
紺子と龍哉はうなずくと、牙狼はドアノブを回し、押し開けた。
牙狼「鍵がかかってない!?なんて不用心なんだ!」
紺子「地震とか火事とか起きたらいつでも逃げれるように開けてるんじゃね?」
龍哉「自分だけ助かろうとか最低かよ、あの学園長!?」
紺子「でもこの秘密の非常口は私たちにバレた。会ったら拷問にかけてでも問い詰めてやる」
龍哉「こいつまで学園長ボコボコにしようと考えてる!?」
牙狼「紺子、それはかわいそすぎるからやめてあげて?」
やがて3人が出た場所は校舎の裏側だった。
紺子「か〜〜っ!やっと出れた!これで一件落着だ!」
紺子は嬉しそうに言いながら背伸びした。龍哉と牙狼も喜び合ったが、牙狼があることを気にする。
牙狼「そういえば今日学園長見てないけど……どうしたんだろ」
龍哉「ユウジ先生から聞きましたけど秘術室でライオンに襲われてますよ」
龍哉がそう言った途端、突然3人の目の前にそのライオンに襲われているはずの辰蛇が現れる。
紺・龍・牙「「「学園長!!」」」
辰蛇「なんとか脱出できました」
その時、紺子の中の何かが切れた。
何度も感電した恨みか、尻尾を伸ばし、辰蛇の頭が見えなくなるほどぐるぐる巻きにした。
辰蛇「グムォ!?」
角とツインテールの黒髪が締めつける尻尾の下からはみ出る。
牙狼「紺子!?学園長の頭縛って何してるの!?」
紺子「私あのドアで感電しまくったからさ、絶対犯人学園長だなって」
龍哉「恨みありすぎだろ!」
辰蛇「む〜〜〜
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