異生神妖魔学園脱出劇
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?カズミン、お前まさか!?」
一海の真っ青な顔色で龍華は察したように驚愕する。
龍華「夏芽さん、毎月牛乳サービスデーってのやるんだけど………噂では『あの牛乳は夏芽さんから出てるんじゃないか?』って囁きがあるんだよ………」
紺子「龍華、まだそんな噂信じてるの?たかが噂じゃん。そんなことあるわけねぇだろ」
一海「種族牛鬼なんだよ?夏芽さん」
紺子「……………ウプ!?」
先ほどまでどこから牛乳がとれるのか想像していた紺子だったが、まだ何も食べていないにも関わらず顔色が悪くなり、吐き気を催してしまった。
一海「どうしたの出雲姐ちゃん!?」
龍華「おい、大丈夫か!?顔色悪いぞ!?」
紺子「あれがもし夏芽さんから出てきたのだったら………想像してたら皮膚に違和感が………」
数分後、きつねうどんを受け取った紺子。食欲はあったものの、食べている間始終顔色が悪く、目が死んでいた。
きつねうどんは食べ終えたが、牛乳だけは全く手つかずだった。紺子が飲めなかった牛乳は仁美がもらい、美味しく飲んでしまった。
紺子「ちょっと屋上行って涼んでくる」
龍華「早く戻ってこいよ?この後すぐ帰りのHRやるからな」
仁美「ねえジャックおばちゃ〜ん。紺子が牛乳くれたけど、あれってお残しの分類にはならないの〜?」
ジャック「夏芽ちゃんの牛乳は料理には入らないからいいんだよ。一番許せないのはアタイらが作った料理を残すこと。それだけさ」
夏芽「おばちゃんのだけ扱いひどくない!?」
やがて数十分経ち、2年教室にて。
ヴォイエヴォーテ「おい、誰か出雲がどこにいるか知っている者はいるか?」
昼休みが終わり、帰りのHRが始まろうとしていたが、空いている席を見たヴォイエヴォーテが生徒たちに問いかける。
龍華「あいつなら屋上で涼んでくるって言ってたけど……」
ヴォイエヴォーテ「何だ、屋上にいるのか」
ディーゴ「時間忘れて昼寝でもしてるんじゃないですかね?」
ヴォイエヴォーテ「ではなぜ起こしに行かない?これでは帰りのHRができないではないか」
ライエル「待ってたらよけい時間かかるし、今から起こしに行っても間に合わないし、もう紺子ちゃん抜きでやりましょうよ」
確かに時間の無駄だ。提案したライエルに全員うなずいた。
ヴォイエヴォーテ「ふむ……いいだろう。ではこれより、出雲抜きで帰りのHRを始める」
龍哉「全く、しょうがない奴だなぁ………終わったら起こしに行くか」
ヴォイエヴォーテ「そうしてくれ」
帰りのHRが行われた一方、屋上ではデ
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