探求心は止まらない
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ないが、周りに聞こえないように教え合いなさいと言われていた。
ユウジ11「まあ俺がカンニングしてる奴見つけたら間違いなく殺っちゃってるけどな」
龍哉「それ猫いじめてる奴殺そうと考えた綾野先輩と同じじゃないですか!?ユウジ先生も冗談に聞こえないこと言わないでくださいよ!」
ユウジ11「あいつそんなこと考えてたの?藤井がキレて玉藻前になったってのも全猫から聞いてるな」
紺子「別人と話してる感じで怖かったけど私が止めたおかげで元通りになったよ」
ユウジ11「俺が知らない間何があった…で、学園長は全猫の耳と尻尾いじった報いでライオンに襲われてると」
紺子「え゛!?学園長ライオンに襲われてるの!?」
龍哉「地下から聞こえてきた悲鳴学園長のだなってわかってたけどライオン!?そんなの秘術室にいなかったじゃないですか!」
ユウジ11「詳しいことは全猫に聞きな。まあその話は置いといて、こっち向いてくれ」
黒板に目を向ける紺子と龍哉。ユウジ11はある数枚の写真を取り出し、黒板に磁石で貼りつける。
ユウジ11「あーい、ちゅうもーく。これらが何かわかる奴挙手」
生徒たちは次々と手を挙げ、ユウジ11は一生を指す。
ユウジ11「んじゃ、信楽」
一生「当たっちゃったよ…えーっと……ヨーロッパの観光地の遺跡とかですかね?」
ユウジ11「正解。この写真はギリシャのクノッソス宮殿とアクロポリス遺跡、イタリアのローマとポンペイだ。長期休暇になったら行く予定の場所でな」
盾子「いやいやいや、長期休暇って夏休みと冬休みぐらいしかないでしょ!?その間にそこ行って何する気なんですか!?」
ユウジ11「今それを言おうと思ってたんだ。お前らの中にロマンが好きな奴はいるか?体を動かすのは好きか?単位が欲しい奴はいるか?だったら俺のトコに来な!未知の冒険と単位、両方手に入れられるぜ?おっと、その前にこいつを忘れてたな」
そう言いながら自分の持つ資料から取り出したのは誓約書と書かれた紙。ユウジ11はそれを見せびらかすように紺子たちの前に突きつける。
ユウジ11「参加したかったらこの誓約書にサインな。俺に頼めばいつでも用意してやるよ」
ディーゴ「明らかに今日の授業の内容から離れてってる!?」
ユウジ11「嫌なら構わんぞ?その代わり…」
ディーゴ「ああああああああ!!今の言葉取り消しー!!」
とりあえずヨーロッパの遺跡の説明で時間を潰し、宿題を出したユウジ11であった。
宿題はプリントで今日の内容の穴埋め形式だったが、さすがに遺跡に関するものはなかった。
ユウジ11「次の授業までに終わらせろよ」
ライエル「夏休みに遺跡探索に行く奴いるのか
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