体育館と音楽室にて
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もしや美弥妃と関係があるのでは?もしそうなら0点が不自然に思えてくる。
疑問に残る南原だったが、あまり深く考えていると今の時間に差し支えが起こるかもしれないと思い、頭の片隅に置いておくことにした。そしてバイオリンを上手に弾いた猫を褒めた。
南原「大変よくできましたですよ♪また聞かせてくださいですよ♪」
美弥妃「教えた甲斐があってよかった、よかった!」
チャイムが鳴り、それぞれ教室に戻る全生徒。石化したディーゴを自分の尻尾に巻きつけた紺子は一海と2人の先輩と会話していた。
王臥「おや、ディーゴ君が石化してますね」
紺子「石蛇先生に禁句言っちゃったからね。あの時間始まる前にまた舌寺先輩に舐められたもんだし散々だよ」
牙狼「あいつまた紺子のお腹舐めたのか…どうりでなかなか来ないと思ってたよ」
紺子「でもこうやっておへそ出してねぇと全然しっくり来ねぇし、体操服も裾結ばねぇと私じゃねぇ気がするし」
腹をなでるついでにへそに指を入れる。
一海「どんだけこだわってんの?パンツ丸出しのパジャマ姿もそれと同じでしょ。それより出雲姐ちゃん舐めてた舌寺先輩ですけど、どうなったんですか?」
王臥「自業自得というものですよ。グラウンドで氷舐めてたところを南原先生にジャーマンスープレックスかけられたと聞きました」
一海「………あっ」
全てを察したような顔をする一海。それもそのはず、先ほど起きた出来事なのだ。
牙狼「何か知ってるの?」
一海「知ってるも何もあの先輩の名前大狼先生から聞いたんだけどね。始まる前、出雲姐ちゃんのお腹とおへそ舐めてるのを見たんだ。霜が凍らせて、僕が体育館の外まで蹴り飛ばしたんだけど、そこから出雲姐ちゃんもう大泣きだったよ。出雲姐ちゃんのお腹もうよだれまみれだったし、おへそも出べそになってたし」
紺子「リボン結んで出ようとしたらいたんだよ。気持ち悪いったらありゃしねぇよ」
王臥「そういう性格なんです、仕方ありません」
牙狼「あっ、こっちも南原先生がいない間に美弥妃がバイオリンの弾き方教えてくれてね」
しばらく話しているうちに石化したディーゴが元に戻った。
ディーゴ「お前いつまで縛ってんの?きつくてしょうがないんだけど」
紺子「今日の授業美術っぽくなったの誰のせいだと思ってやがる。お前石蛇先生の悪口言ってたじゃねぇか。自覚ないの?」
ディーゴ「グボッ!?(あの時意識はあったけど目の前真っ暗だったから…!)」
ディーゴは紺子の尻尾に縛られたまま吐血しながら気絶した。
一海「あ、死んだ」
紺子「たぶん死んでねぇだろ。それより美弥妃先輩だっけ?留年11
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