お前ペルセウスに殺されただろとか言ってはいけない(戒め)
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に床について頭を何度もぶつけながら土下座する。
司「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいどうか股間を蹴るのだけはやめてください死んでしまいます男として人生が終わりますお願いします何でもしますから―――――」ガンガン
紺子「司!?」
石蛇「そ、そこまでしないわよ……てか、なぜ私があなたの股間を蹴らないといけないのよ………」
司「今回だけはホント勘弁してください!!すいませんでした!!マジでごめんなさい、許してください!!股間潰れたらマジで死にます!!お願いします、この通りです!!」ガンガン
何度も頭を床にぶつけながら土下座する司に石蛇は何も言えず、引いていた。
だが龍華を除く生徒は愕然としていた。あのプライドを持っていそうな司が先生の前で土下座するのを見るなど、剛力のハンカチを盗んだ時以来だった。
そして龍華は察していた。これ絶対トラウマになっているな、と。
龍哉「おい龍華!?何でお前だけ驚いてねぇんだよ!?あの司が土下座してんだぞ!?」
龍華「いや、俺あいつがあそこまで土下座する理由がわかるからな……まさかトラウマになるとは思わなかった……」
紺子「何か知ってんのか?」
龍華「司と一緒にカズミンの模擬戦につき合ってた時にさ、あいつがカズミンの腕つかんだ時………股間蹴りやがったんだ」
紺子「……………あっ」
あの日紺子はトレーニングジムにいたのでわからないものの、龍華の話を聞くと何があったのかすぐに察した。
龍華「俺メッチャ焦ってカズミン止めたんだけど、メッチャ怖かったのかまだ足りなかったのか知らねぇけど、何度も何度もあいつの股間を蹴りまくってたんだよ………俺でも早いって思うほどの蹴りを司の股間に連続で当てたんだぞ?」
冷火(いやいやいやいや、どんだけだよ!?そりゃトラウマになるわ!!)
セー(何だろう…想像したら僕も震えてきた………)
石蛇「ご、ご愁傷様です………」
龍華「もう剛力先生焦ってたし、ラインハルト先生なんてTシャツで会話してたりで、もう大混乱だったぜ……」
石蛇(ラインハルト先生が!?)
この後石像作りが再開されたものの、石蛇はなぜか始終までラインハルトのことを妄想していた。
脱線はしなかったものの、まだ頭をぶつけながら土下座している司を除き、彼らは石蛇ののろけ話を聞きながら石像を彫る羽目になった。
冷火(……………終わったら石蛇先生に聞こう。ネタが浮かび上がるかも)
一方、霜に氷漬けにされた舌寺はグラウンドの真ん中にいた。
上半身の部分が溶けた中、舌寺は氷を美味しそうに舐めていた。なんとかして溶かそうという焦りは全くなかった。
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