お前ペルセウスに殺されただろとか言ってはいけない(戒め)
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い、ギルティ。石になりなさい」
凍えるような声で言い放った石蛇はうつむきながら目の包帯を外すと………。
シャーーーーッ!!!
ディーゴ「へああああああああああああ!!?」
瞳を不気味に光らせながら鬼のような形相になり、頭の蛇と共に威嚇するような声をあげる。
ディーゴは恐怖に顔を歪めながら灰色になって固まり、座ったまま動かなくなった。
許人「でぃ、ディーゴが石になった………」
許人はもちろん、石化したディーゴと先ほどの石蛇の声で全員鳥肌が立っていた。
石蛇「何度も言ってるけど、私に向かって姉さんのこととか年齢のこととか禁句だからね。今日の技術は石像作りよ」
何事もなかったかのような顔で目を閉じ、包帯を巻き直しながら言った。
獄宴「僕たちも絶対言わないようにしないと…!下手したら粉々にされる…!」
炎宴「さすがにそれはないでしょ」
死宴「でも授業終わる時間には元に戻れるじゃない。あの目で睨まれたらたまったもんじゃないわね」
石蛇「無駄口禁止」
獄・炎・死「「「あっ、はい」」」
しばらくして、石蛇の言う通り石像作りが始まった。
全員は班にわかれ、石蛇に石にされたディーゴをモデルに自然石で彫っていく。
班はこの通り。
1班:紺子、龍哉、辰美、乱
2班:ライエル、仁美、司、セー
3班:獄宴、冷火、龍華、盾子
4班:許人、高見、一生
紺子「いくら手先が器用でも私石像なんて作ったことないんだけど!?」
龍哉「椅子とかそういうのかなって思ってたけど、ディーゴが悪口言うなんてびっくりしたぜ」
セー「恨むよ、ディーゴ……」
ライエル「決まったものはしょうがないよ」
冷火(もうこれ技術じゃねぇよ!美術だよ!コーティア先生だったら喜んで取り組んでるだろうけど!)
全員ディーゴに対して文句ばかりぶつけ、技術室がざわめく。それもそのはず、ディーゴが石蛇に言ってはいけないことを口に出したのだから仕方ない。
一方2班では司だけ手を動かさず、何か考えている。
ライエル「司、手動かしてよ」
仁美「全然動いてないけど、何か考えてるの〜?」
司「いや、考えてるっちゅーか………さっき入ってくる時独り言言ってたろ?誰か殺してやるとかそういう―――――」
石蛇「何か言った?」
司の言葉に反応した石蛇は彼を睨む。まるで自分に対する悪口だったら石にしてやろうかという風に。
司「いや、さっき―――――」
その瞬間、石蛇のただならぬ殺意を感じ取ると、とてつもない寒気を感じた。
以前模擬戦で一海を怖がらせ、股間を何度も蹴られたことを思い出し、すぐ
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