死神と妖精と眠れる少年
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精全員『!?』
死纏さん「だが宇宙から落ちてきたってことは…」
アルケー「皆さん仲良く揃って楽しそうですね」
振り向くと、先ほどの音と震動で駆けつけてきたアルケーと南原がいた。
死纏さん「校長か。南原まで来てどうしたんだ?」
南原「校長に頼まれて来たんですよ。さっきすごい地震が起きたとか……」
黒「地震ってあれのことですか?」
黒が玉座に座っている少年を指しながら言った。それから妖精たちは先ほどの出来事を説明したが、いくら説明しても南原は信じてくれなかった。
南原「空から人が落ちてくるとかあり得ないですよ。おとぎ話じゃあるまいし」
橙「信じてくださいよ南原先生!ホントに空から降ってきたんですよ!」
南原「信じろって言われても信じられないですよ。私ずっと職員室にいたですよ」
死纏さん「なら近くで確かめてみろ。玉座に変なのいてちょっと引いたから」
南原「いいですよ。私が直接見て、もし何にもなかったら帰るですよ」
アルケー「南原先生、気をつけてくださいね」
口笛を吹きながら少年に近づく南原。しばらく少年と玉座を見合わせていたが、急に顔色が青ざめた。
南原「………………」
真っ青な顔で無言で死纏さんとアルケーに近づく。妖精たちも様子がおかしい南原に心配している。
アルケー「どうしました?顔が青いですよ」
南原「………私、あの子の正体知ってるですよ。もし話したら大変なことになるかもしれないので黙っておくですよ」
金「南原先生?」
死纏さん「おい、南原?」
南原「……………………」
南原は黙ったまま職員室へ戻っていった。
死纏さんもアルケーも妖精たちも顔を見合わせる。
アルケー「…………」
死纏さん「あいつ、全てを知ってるような顔だったよな………いや、待てよ?南原の種族はトルネンブラ………てことはあいつも…………」
死纏さんが言葉を続けようとした途端、1体の粘土細工が死纏さんのローブを引っ張った。
まるでそれ以上言うなと警告しているようにも見える。
死纏さん「うげっ!!な、何だこいつ!?粘土細工なのに動いてやがる!!」
灰「き、金……なんか怖いよ………」
金「だ、大丈夫だよ……大丈夫……(ホントにそう信じたい……)」
紫(敵じゃなさそうって言ってたんだけどなぁ………)
アルケー「そんなに驚かなくても大丈夫ですよ死纏さん。この粘土細工、『私たちの話を聞いてくれ』って伝えたがってるんですよ?それに………この子以外にも仲間がいますし」
死纏さん「こいつに仲間?なあ校長、どっかおかしくなったのか?」
アルケー「失礼ですね。私はいつでも正常
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