暁 〜小説投稿サイト〜
艶やかな天使の血族
3部 公人と私人
18話 トライアングルな夜
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言って見ない?」
「アネット?」
「水菜ちゃん、だいぶ、夜に自分自身の慰める声が聴こえたわよ?」
「それって、セックスしたいという意味か?」
「あなたもたまにしたいって言っていたでしょう?3人プレイ」
「君もまさか水菜を交えて俺としたいのか?3人プレイ」
「手っ取り早く疲れるならセックスが早いわ」
「冗談だろう?アネット?」 

 エリオットは冗談混じりに笑っている。
 自分の愛妻が他の女を交えて、3人プレイなど、独占欲の強い彼女から言う訳がない。
 しかし。 

「本気よ?私は。私も夜の欲望が溜まりに溜まっているもの…」
「ちょっと待て。アネット。俺はOKとは言ってないぞ」
「水菜さんを呼んでくるわね」
「アネット、このタイミングで3人プレイはやめよう」
「とか言いつつ、その気になっているんじゃない?たまにはあなたも身体が空になるまで楽しんだ方がいいわ」
 
 と。水菜を呼びに行ったアネットだった。
 3Pか。確かにまぁ3Pには憧れていたが、今夜、この身を快楽にやつすとは思って無かったエリオットは、ベッドに座り込んだまま、茫然としているのであった。

「……そういう事ならとっておきの物をこちらも用意するか」

 ベッドルームの何気なく置いてある黒猫の置物に近づくと、黒猫に仕掛けた隠しカメラのスイッチをオンにしたエリオット。
 位置を微調整して自分達が映るように向けた。
 水菜を呼びに向かったアネットはゲストルームのドアをノックする前に静かに耳を傾ける。微かに声を殺して、水菜の自らを慰める声が聴こえた。

「はウッ…アウッ…アウッ…コレ、いいっ」

 水菜は服を取り払い、全裸でディルドを花びらに入れて楽しんだ。花びらから甘美な蜜が落ちて、ベッドを汚している。 
 
「アンッ!アンッ!ウウッ…!」

 しばらく水菜の喘ぐ声がして、5分後に水菜が絶頂に上がったような声が聴こえた。
 しばらく部屋は無音になっていた。
 頃合いを見てアネットがノックをする。3回程のドアをノックする。
 しばらく身支度しているような間があり、水菜がドアを開ける。

「はい。アネットさん?どうしたのですか?」
「エリオットが呼んでいるわ。ちょっと用があるんですって」
「はい」
「何処にいるんですか?」
「ベッドルームよ」

 何気なく夫婦の寝室に向かうアネットに水菜は首を傾げる。珍しい。いつもはエリオットさんの書斎か、私の部屋なのに。何の用なのかな? 
 水菜は夫婦がいつも寝る寝室に入った。
 そこにはベッドでくつろぐエリオットがいた。いつものラフな格好で、しかしインナーシャツは着てないように見える。

「エリオットさん。夜に珍しいですね」
「水菜。3Pはした事ある…?」
「いきなり凄
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