第十幕その十二
[8]前話 [2]次話
「そこから熱いお風呂に入ってね」
「お酒を抜くのもですね」
「いいんですよね」
「いつもそう言われてますね」
「実際にね」
犬達に笑顔で答えました。
「だからね」
「はい、今はですね」
「好きなだけ飲まれて」
「朝はもうですね」
「お風呂ですね」
「そちらに入るよ」
こう言ってでした。
ご主人も将軍もお酒をどんどん飲んでいきました、お豆腐やお豆、おうどんと一緒に。そして翌朝です。
オズマは目が覚めるとすっきりしたお顔の将軍と奥さんを見て言いました。
「お酒抜けたのね」
「はい、もう」
「この通りです」
二人共オズマに笑顔で答えました。
「さっきまでお風呂に入っていて」
「すっきりしました」
「熱い湯舟に入ってです」
「汗をかいて」
「それで冷たい水風呂に入って」
「それを三回程繰り返しましたら」
そうしたらというのです。
「この通りです」
「二日酔いはなくなりました」
「そうなのね。魔法使いさんも二日酔いになったら」
オズマはこの人のことをここで思い出しました。
「サウナに入っているわね」
「朝にですね」
「あの人もそうされていますね」
「ええ、汗をかいたらお酒は抜けるのね」
「そうなります」
「それまでが嘘みたいにすっきりします」
「そうなのね。じゃあ今日も」
オズマはお二人とお話をしてにこりとして言いました。
「皆で頑張りましょう」
「はい、そうしましょう」
「是非共」
「あと少しでお二人の親戚の人達も来られるしね」
「明後日ですね」
「明後日に皆うちに来てくれます」
「それじゃあね」
あと二日と言ってです、そうしてでした。
皆で朝ご飯を食べました、そのうえでまた働いて楽しむのでした。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ