第四百六十七話 【集結】集まった戦士達その五
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「私もね」
「敬意を以てですね」
「接するわ、ライダーの人達とね」
「それでは」
「ええ、それで貴方のことをね」
クイーン=エリザベスは五代に顔を向けて微笑んで聞いた。
「聞かせてもらえるかしら」
「うん、よかったらね」
「これからね。重桜の面々がここに来たら」
そうしたならというのだ。
「お話してね」
「そうさせてもらうね」
「宜しくね」
「今は敬語ではないな」
エンタープライズはこのことに気付いた。
「ご本人にはか」
「ええ、ちょっとね」
「使わないか」
「私としてね、たださん付けでね」
その呼び方でというのだ。
「呼ばせてもらうわ」
「そうなのか」
「ライダーの人達は」
「わかった、そのこともな」
「ええ、ただね」
「どうしたのだ」
「その重桜の人達はまだかしら」
クイーン=エリザベスは少しむっとした顔になって言った。
「訓練は終わらないのかしら」
「もうすぐ終わるかと」
エディンバラが答えた。
「時間的に」
「それじゃあ暫くしたらなのね」
「宮殿の場所もご存知ですし」
「もうユニコーンが案内役に行っています」
ベルファストが話した。
「彼女も案内してくれるので」
「それでなのね」
「ですから」
「あと少しで」
「重桜の方々も来てくれます」
「それじゃあね」
「今は待ちましょう」
是非にと話してだ、そしてだった。
ベルファストはティーセットを出した、だが。
プリンツ=オイゲンは出された紅茶を見てベルファストに言った。
「コーヒーはあるかしら」
「用意しています」
「紅茶の国でもなのね」
「そう言われると思っていましたし」
ベルファストは微笑んでさらに話した。
「ユニオンの方もおられるので」
「ユニオンもコーヒーだし」
「ですから。あと烏龍茶もお抹茶もです」
「用意しているの」
「東煌と重桜の方々のことも考えまして」
「見事なおもてなしね」
「これ位ロイヤルのメイドとして当然のことです」
まさにという返事だった。
「ですから」
「それでなのね」
「はい、それでなのですが」
「それで?」
「お菓子はどれがいいでしょうか」
ベルファストは今度はティーセットの中にあるそれを見せて話した。
「色々ありますが」
「ケーキもクッキーもあるわね」
「エクレアもあります」
「バウンドケーキやシュークリームもね」
「プリンも。そして杏仁豆腐や和菓子やドーナツも」
こうした菓子もというのだ。
「用意しています」
「豪華ね」
「このこともです」
「ロイヤルのメイドならなのね」
「当然のことです」
こう言うのだった。
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