マジで気になって集中できません!
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げながら涙を流しているではないか。
辰美「紺子様、いかがなさいました!?」
龍華「あいつ、マジでどうしたんだ?」
一生「短歌の中に何か変なの入ってたのかな?」
盾子「さすがに変なのは入ってないでしょ」
龍華「入ってたら問題だぞ………仮に学園長のが入ってたら問題だけど」
冷火「いやいや、それはないでしょ(そういえば朝学園長の悲鳴聞こえてきてたけど大丈夫なのか?)」
教室全体が困惑する中、紺子が何か呟く。
紺子「……………ゃん」
トリノ「?」
紺子「お母ちゃん……………」
トリノ「お母……ちゃん?」
泣きながら呟く紺子にトリノは首をかしげた。
他の者も紺子が呟いた「お母ちゃん」に気づく。
冷火(こいつ、何を言ってるんだ?)
盾子「お母ちゃんとか意味わかんない…」
ライエル(昔お母さんとかいたのかな…?)
疑問を抱く中、突如チャイムが授業終了の合図を知らせた。
複雑な気分で号令をかけたディーゴは紺子に話しかけようとする。紺子の目からは涙が止めどなく溢れていた。
ディーゴ「お、おい紺子?どうしたんだ急に泣いたりして……」
紺子「………………」ポロポロ
紺子は泣きながらディーゴに顔を向ける。一方で呼び出しを受けた司は授業終了後、すぐに職員室に連行された。
ディーゴ「わかった。龍哉が退学になんの嫌で泣き出したのか?」
紺子「…………ちげぇよ」ポロポロ
ディーゴ「違う?……あっ、そうだ!理科終わった時約束したよな!俺をレインボーディーゴにしてくれよ!できるよな?なあ、頼むたい!」
紺子「…………悪いけど、その話辰美に頼んでくれない?私その気分じゃないんだ…」ポロポロ
ディーゴ「お前3時間目と比べてテンションおかしくね?『プリズムに光をー!!』とか叫んでたお前どこ行っちまったんだ?」
紺子「………………」ポロポロ
ディーゴ「なあ、聞いてんのか?」
紺子「黙ってろよ!!自然に悲しくなっちまったってのに、ゴチャゴチャ聞いてくんじゃねぇよ!!」
泣きながら怒鳴ると、そのまま教室を出ていった。
ディーゴ「紺子!」
出ていった紺子の後を追おうとするディーゴだったが、辰美に背後からつかまれた。
ディーゴ「辰美!?」
辰美「ディーゴさんはこちらですよ〜」
辰美は人魚の少女の体に合わず、ものすごい怪力の持ち主だった。
暴れるディーゴだったが、それに動じず平気でズルズル引きずっていく。
ディーゴ「放せ!おい、放せよ!どこに連れてく気だ!」
辰美「どこって、美術室じゃないですか〜。紺子様に言われたんですよね
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