これがレインボー紺子だ!
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「プリズムに!!光をォォォォォ!!!」
大袈裟に叫びながら懐中電灯の光をプリズムに当てた。
光はプリズムを通り、その光は紺子の目の前の壁に一点に集中する。
他の者も光が当たる壁に目を向けると、虹が浮かび上がっていた。
ライエル「あっ!に、虹が……!」
龍華「マジで!?あっ、ホントだ!」
一生「そうか!プリズムに光を当てるとこうやって光が分散して虹が見えるのか!てことは…!」
野人「雨が上がって晴れたのはいいけど、まだ空気が湿ってると感じたことがありますね。その空気中にある水滴がプリズムの役目を果たし、太陽の光が通ることで空に虹が現れるんです。ていうか出雲君、熱すぎ!」
紺子「明かりちょうだい」
野人「さっきまでのテンションどこ行った!?」
理科室が明るくなり、遮光カーテンも開けられる。
全員席に戻ろうとするが、なぜか紺子だけ真剣な眼差しでプリズムを見つめていた。
ディーゴ「あれ?おい、戻らねぇの?」
紺子「………ってみたい」
ディーゴ「?」
紺子「私もプリズム通ってみたい」
ディーゴ「いや、お前は何を言ってるんだ!?光がプリズム通るのはわかるぞ!?こんな小っちゃいのに紺子が通れるわけねぇだろ!」
紺子「通れるんだな、それが」
悪そうな笑みを浮かべ、プリズムを床に置いたかと思うと、両手を前に出して叫ぶ。
紺子「ジャンボプリズムッ!!」
ボゥンッ
紺子「何じゃこりゃー!!」
ディーゴ「自分でやったんじゃねぇか!」
目の前に現れたのはその名の通り大きなプリズム。ほふく前進すれば通れそうなほどの大きさである。
自分で出したにも関わらず、紺子は思わず腰を抜かす。
司「いや、虹の謎よりこっちの方が謎だろ」
紺子「さあ、このジャンボプリズムに私を通すと…」
紺子は腹這いになり、そこから頭を入れてみる。するとどうだろう。スッと吸い込まれるように頭が突っ込まれた。
許人「ホントに入った!?」
高見「え、ちょっと待って!?何でプリズムに入れるの!?」
龍華「あっ、出てきた!スッゲェ!ホントにスゲェよ!」
ディーゴ「虹だ!虹になってる!どうなっちゃってんの!?」
プリズムから出てきた紺子は全身虹色に染まっているではないか。皮膚はもちろん、髪の毛、耳、尻尾、服、リボン、スカート、靴下、そして上靴まで。
虹色に染まった紺子を見た全員は無論、唖然としていた。
紺子「いや〜、通れた通れた!」
野人「通れたじゃないよ!私も他のみんなもビビってるよ!うわっ、怖〜っ!」
紺子「どう?」
辰美「紺子様、きれいでかっこいいで
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