これがレインボー紺子だ!
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けぇぇぇぇ!!そんなに叫んだら死ぬぞォォォォォォ!!」
野人「ガバッ!!」
2度目の吐血。
口を塞がれている紺子の足元に血溜まりが広がった。
野人「すまない…私としたことがまた錯乱してしまったようだ」
口から流れる血をハンカチで拭きながら謝る。口を押さえられた紺子はたまらなかった。
紺子「先生…!」
野人「でも出雲君……このままバラしてたら君も私も……」
冷火(マジで何があったんだ!?休日!)
野人「ま、まあいい…授業を続ける。君たちの中で雨が止んだ中、虹を見ることがあるだろう?その原理について今日は勉強していこう」
龍華(何事もなかったかのように振る舞ってるけどこっちゃスッゲェ気になってるからな!?)
虹の仕組みの図や野人が説明したことが次々と板書されていき、紺子たちはそれらをノートに写していく。
しかし、その中でもやはりチンプンカンプンでさっぱり頭に入らない者も。
ディーゴ「………ダメだ、もうグダグダじゃ」
龍華「俺も理系全般苦手だから頭イテェ」
紺子「たぶん今からやる実験でわかるんじゃね?」
龍華「もうちょっとわかりやすい説明してくれねぇか?」
紺子「脳筋ゴリラにはわかんねぇんだよ」
龍華「俺はそこまでバカじゃねぇ!!てかゴリラって何だよ!?ゴリラって!俺は龍神族だよ!」
冷火(突っ込むトコそこ!?)
野人「はいはい、静かにしてこっち向いて」
前を見るよう促した野人はプリズムと懐中電灯を机の上に置く。
野人「雨がプリズムの役割をすることで虹が作られるわけですが、このプリズムと懐中電灯を使えばいつでも虹を見れます」
紺子「ん?プリズム……懐中電灯……先生、ちょっといいですか?」
懐中電灯を手にすると、面白いことを思いついたのか、わずかに口元が歪んだ。
クラスメイト数人に目を向け、叫ぶ。
紺子「暗幕ーっ!!照明ーっ!!」
司「いきなりどうした!?」
ディーゴ「暗幕とか照明とかどういうことやねん!?」
紺子「暗幕下ろして照明落とせっつってんだゴラァ!!早くしろォ!!」
辰美「わかりました〜!少々お待ちくださ〜い!」
一生「乗っちゃった!?お前もバカかよ!?」
暗幕こと遮光カーテンが閉まり、シーリングライトの明かりも全て消えた。
これらを行った辰美にはもちろん、紺子にも全員唖然としていた。
紺子「いいか!!明日本番だぞ!!私たち劇団はここまで上り詰めてきたんだ!!失敗したら私たち団員は!全員丸裸ーっ!!」
龍華「丸坊主だろ!?丸裸になってどうすんだよ!」
ディーゴ「しかも熱すぎ!」
紺子
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