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異生神妖魔学園
まともな美術?
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のはとてもいいことだ。さて、長引かせてしまったな。今日の内容だが…………教科書を開け」

紺子(さっき教科書閉じる必要あった?)





教科書の内容を確認し、コーティアがこう言った。


コーティア「よし、今日は写生の授業だ。お前たちには絵心があるか?友の絵を描いたことはあるか?」


もちろん誰も手を挙げない。それもそのはず、いくら仲がよくても、さすがにお互いの似顔絵を写生したことは一度もないからだ。


コーティア「なんとなく予想はしてたが誰もいないか………ではお前たちには早速ペアを組んでもらう」

龍哉「ペア?」

コーティア「これも人生の経験のうちのひとつさ。我だって烏丸の似顔絵を描いている。それを今からやってもらう」

司「うわっ、めんどくせぇなぁ…俺様あんまり絵心ねぇよ……」

コーティア「絵心がなく思うように上手く描けなくてもしっかり『よくやった』と評価してやる。だがふざけて描いた者は………いや、やはり黙っておこう」

冷火(黙っておくとか絶対嫌な予感しかしねぇ!!)


このクラスの人数は16人。2人1ペアになれば合計8ペア完成する。
クラス全員それぞれ立ち上がり、誰と組むかそれぞれ話しかける。特に紺子は龍華と組むことになった。


龍華「ちゃんと上手く描けよ?」

紺子「わかってるって。かわいく描いてやるから」


紺子と一度も話したことのないライエルは龍哉と組み。


ライエル「いつになったら僕は紺子ちゃんと話せるようになるのかな…」

龍哉「昼休みにお悩み相談室開いてるから来た方がいいぜ。何でも答えてやるから」

ライエル「うん…でもどうしようかなぁ………」


特に一生は辰美と組んだことにより安心していた。ライバルの紺子と組んだら似顔絵対決になりかねないと思ったのだろう。
もちろん許人は高見とつき合っているためすぐにペアを組むことができ、結果このようになった。


・紺子×龍華
・龍哉×ライエル
・ディーゴ×仁美
・司×冷火
・辰美×一生
・獄宴×セー
・乱×盾子
・許人×高見


コーティア「皆組み終わったようだな。では各自取りかかれ」

ディーゴ「俺の得意科目体育と社会の歴史だから上手く描けるかどうか……」

仁美「頑張って描けばそれなりに私と似るんじゃな〜い?」

許人「これで一緒になれたね。ちゃんと君そっくりに描いてあげるよ」

高見「ぽっ/////」


許人の一言に照れたのか、顔を赤らめる高見であった。





龍華(細けぇトコ苦手なんだよな……)


独り言を呟き、紺子の顔を見ながら絵を描く。
細かいところといえば髪の毛や光の当たり具合など、初心者に
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