ファーストフード恋愛疑惑!?
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だきまーす」」」
紺子「あ〜、やっぱここのハンバーガー美味いわ〜?」
一海「メニューも豊富だからいろいろ楽しめるよね」
牙狼「ビーフステーキもいいけどハンバーガーも悪くないや」
紺子「ビーフステーキ?ああ、お前のお気に入りのレストランにある好物か」
牙狼「今度君たちにもおごるよ。いつになるかわからないけど」
一海「いいよいいよ。そのレストランに行ったらまた君に会えるかもしれないし」
紺子「滅多にないと思うぜ?私たち家で食べる派だし」
一海「でも会えたら嬉しいじゃん」
牙狼「はいはい、その話はおしまい。早く食べないとポテトも冷めるし、シェイクも溶けて変な味になっちゃうよ」
一海「うん(ポテトって何で冷めたらパサパサになるんだろ?)」
紺子「………ん?」
ポテトを口に入れようとした紺子だが、ある人影に目を向ける。
牙狼「どうしたの?」
紺子「なんか……あれ?あの2人、どっかで見たことあるんだけど……」
後ろ姿だが、紺子には見覚えがある。
座っていたのはブカブカの白衣を着た少年、灰色の犬耳と尻尾が生えた女性だった。
紺子「嘘だろ…あれ野人先生と大狼先生じゃねぇか……」
牙狼「え…先生までいるの?」
観察を続けていると、座っていたのはやはり野人と大狼だった。
野人はポテトを手にし、それを掲げる。大狼はポテトを見上げながら口を開ける。
牙狼(嘘だろ!?やっぱり野人先生と大狼先生だった!!何でいるの!?え、ホントに何で!?)
一海(まるでペットにおやつあげる飼い主みたいだな……)
大狼「ワンッ!」パクッ
野人「あーダメだ!僕身長低すぎるからすぐ食べられちゃう!もっと身長高ければなぁ…」
大狼「もっとくださいよ〜。ね〜え、野人せんせ〜」
甘えるような目をし、野人は再びポテトに手を出す。
野人「仕方ないですね……はい、あーん…と見せかけてっ!」
大狼「きゃうんっ!」
野人がポテトを動かしながら口に入れ、期待していた大狼は転ぶ。
野人「『きゃうんっ!』って……ククッ……い、犬みたいな声出してっ……プフッ…か、かわいい………」
大狼「笑わないでくださいよぉ…痛いじゃないですかぁ…」
野人「す、すいませんっ…プククッ……」
笑いをこらえる野人だったが、これを見ていた紺子は。
紺子「こ、これはまさか……もしかすると……もしかするとぉ………!?」
一海「どうしたの出雲姐ちゃん?」
紺子「れ………れ………れっ………」
牙狼「れ?」
紺子「恋愛ィ!!?」
たまらず大声を出してしまった。周りの客
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