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異生神妖魔学園
バーストじゃねぇ、バステトだ
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ルだなんて言えない!紺子も同じ状態だった。


一生「あっ……あんっと……そのぉ…………」

紺子「ら…ら…ライバルですっ!」

一生「あーっ!!紺子テメェ!!」

紺子「正直に言ってやったよ!お前がどもってたからじれったくなったんだよ!!」

一生「だからってバラすバカがどこにいるんだよ!いくら俺たちがライバルでも絶対隠すところだろ!」

獄宴「まーた始まった…」

乱「そんなことよりチューしたいよ、チュー。私のチューでこんこんと一生の喧嘩止めたい」


このクラスにはキス魔は1人しかいない。獄宴が呆れる中、乱は紺子と一生にキスすることしか頭になかった。


許人「君ホントそれしか考えることないんだね。ところで今朝起きたらシマがいなかったんだけど、どこ行ったんだろ?」

獄宴「シマ?ああ、ペットのリスのことか」

炎宴「それなら小動物の籠の中のひとつに」

死宴「入ってるわよ〜ん?」

許人「え?まさか……冗談だよね……?」


半信半疑で立ち上がり、小動物の籠の前に向かう許人。いくつもの並んだ籠の中、ネズミやモルモット、蛇などが入っている。
許人が言っていたリスのシマを探していると……………簡単に見つかった。リスがいくらネズミの仲間でも、あんな地味な色をしていない。茶色と灰色、黒い線が入っているのだから。


許人「…あ…あ……ああああああああああああああ!!!」

神守「どうした、だいだらぼっち(名前わからん)」

許人「先生…ぼっ、僕のペットが……!り、リスのシマが……!!」

神守「お前のペットがどうした?」


取り乱す許人に神守が近づき、シマが入っている籠を見る。


神守「………あ」

許人「『あ』って何ですか!?『あ』って!!」

神守「わかりきったことを。こんなことをするのは学園長しかいないからだ」

許人「学園長!?僕が寝てる間にどうやって…!」

神守「どうやってやったかはわからん。だが犯人は100%あの方で間違いない」

冷火(セクハラ以外にも人のペットにも手出すのかよォォォォ!!学園長として終わってんじゃねーかー!!)

龍華「とりあえず許人、1回落ち着け。シマが無事ならそれでいいじゃねぇか」

許人「う、うん……」

神守「さて……それでお前たちはいつまで喧嘩しているんだ?」

紺・一「「あ゛」」


神守の怖い顔とひと睨みで紺子と一生の喧嘩の手は止まってしまった。
今日も学園は平和です。
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