ハンカチ泥棒への制裁
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
に口を塞がれてしまった。
剛力「うるせぇこの野郎!!」
司「※@☆■#∞◎Ω!!£§♪$∴√¢∬!!」
龍哉「クククッ…も、もうしゃべらせてくれないっ…」
紺子「早く謝れよっ…!ププゥッ…!」
辰美「あの性格からして絶対謝らないと思いますよ?」
乱「往生際悪いなぁ……後で死の接吻あげようかなぁ?」
龍華「ダメだやめろ!!お前のせいであいつ死んだら司の家族殴り込んでくるから!!」
乱「ああいう人たちにもキスしたくない。死の接吻はあげるけど」
龍華(ダメだこいつ…!完全に本能の赴くままだ…!)
紺子たちが話しているそんな中、司はまだ抵抗していた。謝る気も完全にない。
剛力「お前ホントに往生際が悪いな!ハンカチを盗んだことを認めず、こんなに抵抗するとは!」
司「お願いだ、信じてくれよ!!ポケットから出てきたのは事実だけど今日一度も話してねぇじゃねぇか!!ボコるのはやめてくれ!」
剛力「仮にそうなったとしても鬼塚先生がちゃんと治してくれるだろ」
司「あの痛い治療は嫌だー!!後生だ!マジで体罰だけはやめてくれ!!頼むからこの通りだ〜〜〜!!」
見よ、大財閥の跡取り息子の惨めな姿を。
宇佐間のように殴られたくない司はクラスメイト、新入生、先輩、教師たちの目の前で必死に剛力に土下座した。
紺子「うーわ、何あいつ!あの金持ちの息子土下座しちゃったよ!情けなっ!」
乱「やっぱ死の接吻あげようかな?」
ディーゴ「まだそんなこと考えてたの!?誰もあいつの血なんか見たくねぇだろ!」
ライエル「司の死……兄さんの死……あああ…………」
ディーゴ「そいでライエルは何怖がってんだよ!?」
ライエル「知ったことじゃないだろ!!ほっといてよ!!」
冷火(ライエルの奴…見るからして絶対冷火と同じ境遇持ってるのかもしれねぇ……)
龍華「クソ頑固かよ…なーんであいつ『すいませんでした』の一言が出てこねぇのかな………」
だが土下座された剛力は困っていた。
どうしようかと思った挙げ句、許すか殴ろうか辰蛇に決めてもらおうと目を向けた。
剛力「どうしますか?土下座しちゃいましたが…」
辰蛇「やってください。この子理科の時間にもクラスメイトと教師に暴力振るいましたし?」
剛力「……わかりました」
司「はあぁ!?ざっけんなよ、おい!!」
剛力と辰蛇の話を聞いてしまった司は思わず立ち上がり、怒鳴り返した。
だが辰蛇が決めてしまったことだから仕方ない。剛力は司を逃げられないように胸ぐらをつかんだ。
剛力「非常に残念だ………『すいませんでした』の一言があれば酌量の価値があったんだが………」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ