ハンカチ泥棒への制裁
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様…も……?」
司も無実を証明しようとした途端、それは起こった。
司「え…?え?あれ!?」
なんと上着のポケットから剛力が言っていた『水色の無地に魚柄』のハンカチらしきものが出てきたのだ。
辰蛇「犯人、前へ」
司「お、おいおいおい…何で入ってんだこれ…」
剛力「上がってこいオラッ!!」
司「いや、『上がってこい』っつったって…!」
もちろん司は今日一度も剛力と話していないし、剛力の持ち物に手を出したこともない。
ということは…………。
司「ちょ、これ絶対誰か俺様がいない間に入れただろこれ!!」
ディーゴ「理科の授業でも暴れて先生のものも盗むなんて最低じゃの!」
司「だったらお前だけおかしいだろ!何でお前だけ反省文で済まされたんだよ!!」
獄宴「悪あがきはやめてさっさと怒られてきなよ。また書かなきゃならない反省文が増えたね」
炎宴「あーあ、早くレクリエーションしたいのになぁ…」
死宴「とにかく、それ返して全力で謝れば剛力先生もきっと許してくれると思うわよん?」
司「嘘つけよ!!殴られる未来しか見えねぇよ!!」
剛力「さっさと上がれ!!」
高見「もうホント時間潰れるから早く行ってくれない?私もホントに怒るわよ」
ライエル「確かに僕が言うのもなんだけど……いくら抵抗しても無駄なんだよ?ポケットから先生のハンカチが出てきたことは事実なんだし、洗いざらい全部話して謝罪した方がいいんじゃないかな」
司「ざっけんなよお前ら…後で覚えとけよ…」
悪態をつきながら渋々ステージへ上がる司。そして…………。
剛力「水色の無地に魚柄。完全に俺のハンカチだな。何でお前がそれを持っているんだ?」
司「知らねぇよ!だいたい今日一度も俺様と話してないだろ!先生のものに手出すなんてそんなわけあるか!」
冷火(うーわ、この期に及んで言い訳かよ……財閥の親が知ったら絶対悲しむ……わけないか)
剛力「くだらねぇこと言いやがって。お前、さっきクラスメイトと話してたみたいだが、素直に謝る気はないか?」
司「ないに決まってんだろ!俺様はちゃんと授業受けてたって!理科室に行く時も必要なものしか持っていかなかったぞ!」
剛力「ほーう?じゃあ理科室で暴れたってのはあれ何だったんだ?まあそんなことはどうでもいい。なぜお前が俺のハンカチを持ってるのか理由を聞きたいんだが」
司「理由なんかあるかー!!」
剛力「そうか…………なら覚悟はできてるんだろうな?」
司「はぁ!?いやいや、待て待て待て待て!待ってくれ!!体罰はダメだろ、体ばっ!?」ガバッ
司の言葉が終わらないまま剛力
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