人生ゲーム、派手に進むか?地味に進むか?
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龍華は仕方ないけど、ディーゴ早くこっち来なよ。だってここ別世界で楽園だぞ?全然違うぞ」
ディーゴ「そんな楽しいの?」
紺子「そりゃそうだ。こっちゃ全然違うぜ」
ディーゴ「よしっ!今から俺も行くからな!行くぜ!」
壁を登りたくてウズウズしながらルーレットを回すディーゴ。出たのは3だ。
ディーゴ「どうかな?1、2、3!まだだった〜!まだダメだった〜!」
紺子「惜っしいな〜!」
ディーゴ「で?何て書いてるんだ?」
【壁に立つ紺子にびっくり】
ディーゴ「いや、それ…言われなくてもな」
紺子「ああ」
ディーゴ「全然意味ねーじゃんこのマス!だって…あれ?何だこのマス?【ディーゴは壁に立つことができるでしょうか?】?【ディーゴは結婚できるでしょうか?仕事は何をしてるでしょうか?】?知らねぇよ!おかしいだろ!」
紺子「ディーゴ、ディーゴ!私のルーレット回してきてよ」
ディーゴ「お前の?んだよ、も〜……全然なんかさ、俺が面白くないんだからな……お前のな?じゃあ代わりにやるで。よいしょ」
紺子「いいの出せよ?」
そんな期待とは裏腹に出たのは1だった。
ディーゴ「あっ!また1だった…」
紺子「1かよ〜!!」
ディーゴ「いいじゃん、いいじゃん!別に!」
紺子「も〜!紺子はもういっつも地味だよ!」
ディーゴ「でも今までで全然いいじゃねぇかよ!俺だよ一番地味なの!」
紺子「んじゃ行くぞ?1!何だこれ?」
【写真集がベストセラーに!10万ドル儲かる!】
ディーゴ「10万ドル!?10万ドルってスッゲェベストセラーだぞそれ!」
紺子「ベストセラーだよ!」
ディーゴ「そんな売れたんだ!」
紺子「熱海で撮影した」
ディーゴ「また熱海!お前頭の中全部熱海だな!でもいいな〜。よしっ!次は俺絶対壁行くからな!せーの!」
そう宣言したあとルーレットを回すと、3が出た。
さあディーゴ、登れるか?
ディーゴ「それじゃあ俺も壁に登っていきたいと思います!行くぞー!」
ディーゴは早速右足を壁につけ、続けて左足を床から離す。
ディーゴ「1…あれっ。1…イッテ!」
紺子「何してんだよディーゴ!早く来いよ!」
ディーゴ「1…あーっ!ちょっと…全然登れねぇじゃねぇかよ!何で俺はダメで紺子は登れんだよ!」
紺子「ディーゴがバカだからだよ」
ディーゴ「ふざけんなよ…1、2、3!」
仕方なくコマだけ壁につけ、進める。止まったのはまたシークレットマスだった。
紺子「チャンスだよ!またチャンス!」
ディーゴ「まただよこれ!じゃあめくるぜ?よっ!」
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