人生ゲーム、派手に進むか?地味に進むか?
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昼食を食べ終えた紺子、龍華、一海はそれぞれ自分の教室に戻った。
しばらくして紺子が龍哉にこんなことを言い出した。
紺子「なあ」
龍哉「ん?」
紺子「さっきは…助けてくれてありがとな」
龍哉「何だ、そんなことか。気にするなよ。俺はこの学園やクラスを大切に思っている。ここのクラスメイトはみんな俺のダチだ。紺子たちに手ぇ出したら俺が承知しねぇ。俺が卒業するまで守り切ってみせるぜ」
紺子「龍哉…」
ディーゴ「なあなあ紺子!人生ゲームやろうぜ!俺とお前で!」
紺子「マジか!やるやる!」
龍哉「あれ?ディーゴさっきまで気絶してたのにもう大丈夫なのか?先生のコウモリはどうした?」
ディーゴ「んなもん起きたらもういなくなってたばい。見てる方はいいけどやられる方は気分悪いぜよ…」
紺子「ていうかお前方言使いすぎ。どこ出身なの?」
ディーゴ「俺蒸気機関車の付喪神だからなぁ…詳しいことはよくわからん」
紺子「忘れられちゃったんだな。まあいいや、早くやろうぜ。私人生ゲーム大好きなんだ」
ディーゴ「そうだな!いでよ人生ゲーム!!」
ズドーン!!
紺子「でっか!!いつの間にそんなの用意したんだよ!?ほぼ教室全体じゃねーか!!」
教室全体といっても床だけではない。壁にもマスが貼られている。
周りもざわめき、あまりにも大きい人生ゲームのせいで足の踏み場がわずかしかなかった。
ディーゴ「俺はこういったのが大好きなんだ。ガキの頃からずっとそうしてきた」
紺子「私がやる人生ゲームより全然想像つかねぇよ…」
冷火(気にするトコそこ!?後片付け大変だろ!!)
許人「僕邪魔かな?身長高いし…」
高見「そんなことないわよ。でも終わった後の片付け大変かもしれないし、終わったら手伝うわよ」
ディーゴは早速大きな車のコマとピンと数字が1から12まであるルーレットを用意し、紺子の前に置いた。
ディーゴ「ほら、コマもピンもルーレットもあるぜ。俺は白にしよう」
冷火(それルーレットじゃねぇ!時計だよ、時計!)
紺子「じゃあ私緑な」
ディーゴ「2人だしな。ところでさ、車種はどうする?」
紺子「え?」
ディーゴ「外車と国産車、どっちがええ?」
紺子「そりゃ国産じゃん。右ハンドルよろしく」
ディーゴ「よし、じゃあピンクを右に刺して……俺は外車じゃ」
紺子「あっ!ディーゴお前、意外とリッチな方選んだな!」
ディーゴ「こういうのにはこだわるタイプなんだ。あとは先攻と後攻…」
紺子「お前からでいいよ。私こういうのにはあんまり薦まないタイプなんだよね」
盾子「正反対なんだね」
ディー
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