うるさすぎる世界史
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イエヴォーテ「そろそろ授業が終わるが、小テストだ。内容は今日やったことだが、ノートや隣の者の解答を見るといった真似はするなよ。時間はチャイムが鳴るまで」
国語と数学のように紺子たちはプリントを受け取ったが、ディーゴと司は授業が始まってからまだ同じ状態なので集中できず、その上自分のノートには何も書かれていない。
それもそのはず、ヴォイエヴォーテに逆らったり、彼の言っていた校長に呼び出されているのだから。
ヴォイエヴォーテ「では、始め!」
紺子(国語と数学は散々だったけど、ここで一気に取り返す!)
だが散々コウモリにたかられたディーゴはすでに疲労で倒れ、司はプリントをもらってもずっと手を膝に置いたままだった。何やってんだこいつら。
しばらくしてチャイムが鳴った。紺子は国語と数学でやらかしたことは一切なく、解答欄も全て埋まっていた。
ヴォイエヴォーテ「よーし、手を止めろ。もう何も書くなよ。後ろから回収」
プリントは後ろから次々と回収され、ヴォイエヴォーテはそれらを受け取っていく。
ヴォイエヴォーテが教壇に戻った途端、国語の時のようにまた校内放送が流れてきた。
???『あー、マイクテスマイクテス』
紺子「こ、今度は何だ?」
ヴォイエヴォーテ「またふざけた校内放送か………!?」
実を言うと各クラスで授業を行っていた教師3人も同じ校内放送を聞いていた。その中でトリノと同じくヴォイエヴォーテもいたらしい。
ヴォイエヴォーテはもう何を聞いても驚かんぞというような風貌で身構えた。
龍華「あんま身構えなくてもいいが、念のため警戒しとくか」
だがいつまで経ってもなかなか放送が流れてこない。
さっきの『マイクテスマイクテス』からどうした?全員がそう思ったが、いつまで経っても何も起こらない。ということは………。
一同『終わりかよ!!?』ズコココーッ
全員がずっこけた瞬間、また放送が流れてきた。
???『終わりだと思ったか?マヌケがァ〜!!』
一同『まだ続いてた!!』
龍華「何だったんだ今の間は!?」
???『…おっと失礼。俺は生徒会副会長、草薙遠呂智だ。えー、1時間目の終わりに遊んだ放送担当者。今すぐ体育館に来い。生徒副会長の俺が指導してやる』
ヴォイエヴォーテ「…あっ(察し)」
龍華「うわー、マスター……まさかあれを食わせる気か………?」
遠呂智『そして2年の雨野龍華、2年の雨野龍華。放課後、3年の教室に来い。以上!』
今度こそ放送が終わり、龍華が遠呂智が言っていたことに何か気づいた。
龍華「……あ、これ仕事の話だ」
冷火(それでわかるのか!?まず『あれ
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