朝のHR→国語
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ブッ
ディーゴ「痛っだァァァァァァァァァ!!?」
なんということでしょう、仁美が噛みつく音とディーゴの悲鳴が教室の外まで響きました。
ちょうど教室に眼鏡をかけた女性の烏天狗の先生が入ってきたのだが………。
烏天狗「いや何がどうしてそうなったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
目の当たりにしたのは紺子の胸ぐらをつかんだディーゴ、ディーゴの頭に噛みついた仁美だった。
ライエル「あ、先生……」
その後ライエルがさっき起きた出来事の一部始終を話したが、烏天狗は半分呆れていたとのこと。
確かに隣に頼めばいい話だが、授業初日から忘れ物するって…………………。
烏天狗「……き、今日はオリエンテーションだから仕方ないよ。次から気をつければいい話だし」
司「あいよー」
仁美「わはっは〜?(わかった〜?)」
ディーゴ「わがりまじだ…いい加減放してくだせぇ…」
紺子「お前も放せよな…」
仁美「あー不味かった」
仁美とディーゴ以外全員『食べる(食う)気だったの(かよ/んか/んですか)!!?』
やがてチャイムが鳴り、クラスメイトたちは全員席に着き、机上に教科書やノート、筆記用具を出した。
紺子「起立。礼。着席」
烏天狗「はーい、皆さんちゅうもーく!僕は国語担当の烏丸トリノ。よろしくね」
全員『よろしくお願いしまーす!』
トリノ「今日はオリエンテーションだけど、教科書忘れちゃった人もちらほらいるみたいだから隣の人に見せてもらってね」
ディーゴ「わかってますって(チクショー…まだ痛む…)」
ライエル(全然わかってないセリフだこれ)
トリノ「で、何やるかだけど……まずは自己紹介、それから教科書の内容確認して、その後1年に習った漢字テスト。みんな覚えてるかなー?」
獄宴「ヤバイな…春休みずっと遊んでたからほとんど覚えてないかも…」
死宴「私は覚えてるけど教えてあーげない?」
炎宴「何そのカンニングする気満々な発言!?」
トリノ「ちなみにカンニングしたら急遽テスト用紙取り上げて職員室に呼び出します」
1人と2体の会話が聞こえたのか、さっきまで明るく話していたトリノが急に真顔になり、声のトーンを低くしながら言った。
獄・炎・死「「「ひ、ヒィィ!?」」」
司「声低っ!?」
許人「さっきまで明るく言っていたのに急に真顔で言われると怖くなるんですけど………」
トリノ「それが当たり前なの。わかる?」
紺子「私は先生によってそれぞれ違うと思うんだけどなぁ…」
トリノ「正解!」
紺子「あっ、また笑顔だ」
トリノ「カンニングしなければ僕だって怒らないよ。
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