個性集まりし人外たち
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ーンなのだが、見るとその顔は女性的でかわいらしかった。
セイレーン「…セー・シレインです。男です」
ヴォイエヴォーテ「何だとォォォォォォォォ!!!!」
ズガッシャガラガラドッゴーン!!
一同『先生ェェェェェェェェェエエエ!!?』
はい、文字通り気絶しました。それもそのはず、ヴォイエヴォーテにも女にしか見えなかったからだ。炎宴、獄宴、死宴を見た時より絶叫し、転がるように倒れてしまった。
セー「………ハハッ、仕方ないよね」
紺子「おい先生!大丈夫か!?もう少しで私に衝突するトコだったぞ!」
ヴォイエヴォーテ「だ、大丈夫だ。も、問題ない……」
紺子「それ絶対大丈夫じゃないセリフだよな!?」
ヴォイエヴォーテ「と、とりあえず………次、だいだらぼっち」
ヴォイエヴォーテが指すと、強面の少年が立ち上がった。
ところが、だいだらぼっちといってもあまりにも背が低かった。
だいだらぼっち「山如許人です。僕、チビなんだけど……よ、よろしくね」
ヴォイエヴォーテ「山如はだいだらぼっちといっても成長期がすでに終わっている。二次成長期が来たら150メートル、大人は基本的に1000メートル超えなんだが……」
八尺様「……ふーん、私は八尺様の彼方高見……」
ヴォイエヴォーテ「そしてこいつは言われる前に自己紹介するとは………次は誰だ?」
次に立ち上がったのは青髪のロングヘア、龍と炎が描かれた青いTシャツとスカートを身につけた少女だ。
龍神族の少女「俺が雨野龍華だ。よろしくな」
ヴォイエヴォーテ「雨野の両親は意識不明で病院にいるため、カフェで住み込みで働いている。出雲もそうだが、お前たちもたまには会いに行ってやってくれ。次は誰かね?」
龍華の次に立ち上がったのは狸耳と尻尾を持ち、甚平を着た、いかにも化け狸らしい少年である。
化け狸「信楽一生。親しい人にはイッキって呼ばれてるよ……よろしく!」
紺子「おいイッキ…お前の尻尾私よりモフモフでまた誰かダメにしようってか?ざっけんなよテメェ!おかげで私も眠くて眠くてたまらなくなっちまったからな!私にとってお前は邪魔くさいんだよ!」
一生「何だと!?おい狐、初日早々やるか!?」
紺子「いいぞ、やってやろうじゃねぇか!!どっちが上手く人間に化けられるか…」
ヴォイエヴォーテ「やめないか!!」
喧嘩が始まると思った矢先、ヴォイエヴォーテが怒鳴り、紺子と一生目掛けてコウモリを数匹飛ばしたのだ。
紺・一「「いや(うわ)あああああああああ!!」」
コウモリにたかられ、悲鳴をあげる紺子と一生。特に紺子はコウモリに噛まれまいと必死に抵抗してい
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