暁 〜小説投稿サイト〜
それから 本町絢と水島基は  結末
第十章
10-?
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


「いや あれっきりだ 一度だけって、話だったし 葵も、あれから、そんな素振りも見せない」

「なんか 可哀そうな奴だな お前のこと好きだろうにな あいつ、自分ことは言わないで我慢するから・・」

「うん 俺も、考えてないわけではないんだが 哀れみみたいな気持ちがあると、あいつに悪い」

 その時、美波がやってきて

「ごめんね 今、バイト終わった。片付けっていっても たいして、無いか」と、ビールを下げていた。相変わらず、明るい声だ。

「おう ちょうど なくなる頃だったんだ 助かる」と、慎二も美波には遠慮なしだ。

「葵 来てたんでしょ もう、帰ったの?  なんか、あんまり会ってないんだけど、最近、葵見てると、痛々しいよね 部長が負担なのかな」

「そうなんだよな あいつ、教育でもあんまり、親しい友達も居ないみたいだし、高校の友達も居ないって言っていた。成人式の時でも、僕等と一緒だったよ」と僕も、気になっていた。

「なんか 俺が、クラブのこと、あいつに任せっきりだから、悪いのかよ」

「それは、しょうがないよ キャンパス違うから 絢が、仲良くなったみたいだから、もっと、接するように、言ってみるよ あいつ、恥ずかしがり屋だけど、何とかするだろう」

「そうなの? 本町さんと葵 仲良しなの いつの間に あんなに、けん制し合ってたのに」と、美波は驚いていた。

 そうだよ、僕も慎二も、ふたりが、あんなに打ち解けると思っていなかったんだから


[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ