第十章
10-?
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「いや あれっきりだ 一度だけって、話だったし 葵も、あれから、そんな素振りも見せない」
「なんか 可哀そうな奴だな お前のこと好きだろうにな あいつ、自分ことは言わないで我慢するから・・」
「うん 俺も、考えてないわけではないんだが 哀れみみたいな気持ちがあると、あいつに悪い」
その時、美波がやってきて
「ごめんね 今、バイト終わった。片付けっていっても たいして、無いか」と、ビールを下げていた。相変わらず、明るい声だ。
「おう ちょうど なくなる頃だったんだ 助かる」と、慎二も美波には遠慮なしだ。
「葵 来てたんでしょ もう、帰ったの? なんか、あんまり会ってないんだけど、最近、葵見てると、痛々しいよね 部長が負担なのかな」
「そうなんだよな あいつ、教育でもあんまり、親しい友達も居ないみたいだし、高校の友達も居ないって言っていた。成人式の時でも、僕等と一緒だったよ」と僕も、気になっていた。
「なんか 俺が、クラブのこと、あいつに任せっきりだから、悪いのかよ」
「それは、しょうがないよ キャンパス違うから 絢が、仲良くなったみたいだから、もっと、接するように、言ってみるよ あいつ、恥ずかしがり屋だけど、何とかするだろう」
「そうなの? 本町さんと葵 仲良しなの いつの間に あんなに、けん制し合ってたのに」と、美波は驚いていた。
そうだよ、僕も慎二も、ふたりが、あんなに打ち解けると思っていなかったんだから
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