第百三話 公孫賛、やはり忘れられるのことその九
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性って大事だよな」
このことは正しかった。真名を忘れていても。
「人間覚えてもらわないとどうしようもないしな」
「結局はそれなのだ?」
「だろうな。しかし赤い髪の女ってな」
「誰だったのだ?一体」
「あたしにはわかんね」
「鈴々もなのだ」
二人にも気付かないことだった。
「誰なのだ?本当に」
「急に出て来て急に消えたけれどな」
「本当に謎の奴なのだ」
「全くだよな」
こうした話をしてだった。二人はいぶかしむばかりだった。誰もがその赤い髪に白い鎧の女についてはわからずじまいだった。
第百三話 完
2011・8・13
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