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それから 本町絢と水島基は  結末
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 お母さんが来るんで、私は、駅まで迎えに行った。モトシも一緒に来てくれていた。お母さんは改札を出てくるなり

「もとし君? まぁー すっかり、逞しくなって 何年ぶりかしら わざわざ、来てくれたのー」

「お久しぶりです。 遠かったでしょう」

「いいえ 久々の旅行で楽しかったわよ 一人旅気分 それより、もとし君に会えるなんて思ってなかったから、嬉しいわ ねぇ 絢 その辺でお茶でも飲みましょうよ」

「でも おばさんも待ってるからなぁ」

「そうなの じゃぁ もとし君も一緒に来てちょうだいよ いろいろ、お話したいのよ」

「はぁ でも、いきなり、お邪魔するのは・・」

「うん ウチからも、お願い 来てぇー おねがい みんなも、きっと、歓迎するわよ いい機会だし」

「絢がそー 言うんならしょうがないか」

 私達が、藤沢さんのところの玄関を入ったら、お姉ちゃんが出てきて

「いらっしゃい お久しぶりです アラッ もとし君も お母さん もとし君も来てくれたんだわ」と、台所に声を掛けていた。

「どうぞ、上がってください。もとし君もよく来てくれたわね あがって、遠慮しないでね」とお姉ちゃんは奥へ案内してくれた。

「まぁ まぁ ようきんしゃった おつかれやろー」と、おばさんが台所から顔を出した。お茶をすすめながら

「なんか、澄香とか絢ちゃんから、話、聞いているから、初めてみたいに思えないわね 思ったより、がっしりしちょるのー」

「初めまして 水島基 です」

「もとし君 そんなに、かしこまらないで 気楽にして」とお姉ちゃんが言ってくれた。

「ねぇ もとし君 お正月帰らなかったんでしょう お母さん 淋しかったんじゃあない」

「はぁ 家庭教師やっている子が、高校受験なんで、一緒に追い込みしようと思って」

「大変よね 自分の勉強もあるのに よその子に教えるってね大変なのよ 澄香も教師になってしまったから・・」と、おばさんは、愚痴っぽく言っていた。その時、お姉ちやんは、台所に行っていた。

「もとし君は海洋なんだって 船乗りになるの?」

「いえ そー言う訳では 僕は、海の環境を勉強して・・生物が生きていけるように」

「そーよね 最近、お魚取れなくなっているものね でも、養殖の勉強もするの?」

「お母さん そんな風に 質問ばっか やめてよー モトシ答えられないじゃぁ無い」と、私は、少し、怒った。「ウチのお部屋からも、お城見えるんだよ」とモトシを誘って、逃げた。

「女の子の部屋に入るのって、初めてだよ ほんとに、お城見えるんだ」

「そーだよ すごいでしょー モトシと初めて登ったとこ」と、言って、私は抱き着いて、キスをおねだりしてた。
「来てくれて、ありがとう 
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