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ごめんね、いろいろ聞かれて」
「かまわないよ いい機会だから」
その時、おじさんが帰ってきたみたいで、お姉ちやんが呼びに来た。
「お楽しみのところ、申し訳ございませんが、父が会いたいと言っております」
「お姉ちやん そういう言い方やだぁー」
「絢 顔が赤いよ」と返された。バレていたのかな。
おじさんは、着替えもしないで、座敷に座っていた。ふたりで降りて行くと
「やぁ 君が水島君か 話だけは聞いていてな 会いたいとは、思っていたが」
「初めまして、水島基と言います」又、初めから、挨拶だった。
「飲めるんだろぅ 澄香 コップを まぁ 隣にきんしゃい」と招いた。
「澄香が太鼓判押しちょったから、どんな男かと気になっちょった 絢が惚れた男とはな 本町さんの前じゃが、ワシも大切なお嬢さんを預かっちょるからな」
「お父さん そんな 言い方 失礼よ」とお姉ちゃんが言ってくれた。
「あー すまん そんな気じゃないんだ ワシはいつも、こんな言い方しかできんから、悪いのー」
「いぇ 気になるのは、当たり前と思います。でも、僕は、真剣にお付き合いさせてもらっています」
私、うれしかった。がんばれモトシ。
「そうか 海洋なんだって、海の勉強してるらしいね どんな事を」
「僕は、海の環境に興味あります。魚達の住みやすい世界。変化する環境をどう守れば良いか、特に、サンゴに注目して、彼らを守るということが、安心して、そこに住んだり、卵を産んだりすることができる。小さな魚を守り、それが連鎖的に魚全体を守ることになるんだと、信じています。その結果が、最終的に、人間にとっても、今までの恩恵に預かれるんだと」
「ほぉー すばらしいね それは、我々にとっても、夢があるなぁー そうか まぁ 飲んでくれ 寮じゃぁ ろくなもの食べてないんじゃろ 食べろ 食べろ ワシは息子が居ないようなもんだから 澄香も彼氏おらんしのー 絢の・・だ まぁ、息子みたいなもんだから 遠慮せんでな」
「おまんは あんまぁー 飲み過ぎたら、あかんぜょー 今日は、絢ちゃんが主役やから」とおばさんは、釘を刺していた。
ほどほどにして、モトシは帰って行った。送らないで良いって、言ったから、私は、玄関先で、チュッとして、送り出した。
「いい男だがねー 奥さんが、絢ちやんを、託したんがわかるわ」
「だから 私 言ったじゃない 絢を任せても大丈夫だって」と、お姉ちゃんも添えてくれた。
「うん 言いたいこと言いよる 男はあれでよかぁー 身体もしっかりしちょる 絢が惚れるのわかるのー なぁ 本町さん」もう、おじさんは、少し、酔ってきていた。
「はい 主人は解りませんが、私は、この娘が望むんだったら、
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