第六百二十話 甘酸っぱさがその七
[8]前話 [2]次話
「下士官や兵はパブで」
「逆はないよ」
「そうだね」
「貴族はパブに入られないし」
「平民もバーに入られない」
「法律では書かれていなくても」
それでもというのだ。
「そこはね」
「不文律としてあるね」
「どっちもお金あったらいいでしょ」
蝉玉は連合の考えから言った。
「バーでもパブでもね」
「それでその時の好き嫌いだね」
「ええ、バーに行きたいならね」
「工場で働いてる人もね」
「お洒落して」
バーに相応しい服装をしてというのだ、基本はスーツである。
「それでね」
「飲めばいいね」
「パブならね」
「ラフな格好でね」
「入って」
こう菅に話した。
「そしてね」
「僕もそう思うけれどね」
「エウロパだとそうで」
「レストランもそうでね」
「平民用と貴族用があって」
「出るメニューもね」
これもというのだ。
「違うんだよ」
「そうよね」
「だからね」
それでというのだ。
「そうしたことはね」
「あそこは五月蠅いってことね」
「そう、そしてね」
菅は蝉玉にさらに話した。
「レモンティーはね」
「平民どころか」
「連合にあるね」
自分達の敵である彼等のというのだ。
「非常に下品で野蛮な」
「そうした飲みものね」
「そう思っているよ」
「そういうことね」
「それで連合の料理の殆どは」
レモンティーだけでなくというのだ。
「もうね」
「レモンティーと同じで」
「野蛮な」
そうしたというのだ。
「向こうじゃ家畜も食べない」
「そう言われてるのね」
「そうなんだ」
実際にというのだ。
「事実バーベキュー観てね」
「あれだね」
「もう有り得ない位にね」
菅は今度はスターリングに話した。
「下品で野蛮な」70
そうしたというのだ。
「料理だってね」
「言われてるんだ」
「もうそこまでね」
「連合の料理を否定しているんだね」
「調味料や香辛料使い過ぎの」
「味が濃いとか」
「そうそう、無駄にね」
エウロパでは実際に言っている。
「そうしたお料理ばかりでね」
「否定しているんだね」
「それで連合のミルクティーも」
レモンティーだけでなくこちらもというのだ。
「もうね」
「同じミルクティーでも」
「もう強烈にね」
その域でというのだ。
「否定していてね」
「凄いんだ」
「そうなんだ」
そうした状況だというのだ。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ