第四百六十六話 【邂逅】海の乙女達その九
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「そうさせてもらいます」
「ではな」
「それでなのですが」
話が一段落したところでユニコーンが言ってきた。
「ライダーの方々を皆さんのところまで案内したいのですが」
「ああ、主な面々はクイーンエリザベスのところに向かってるよ」
ホーネットが答えた。
「重桜組の殆どは訓練中だけれどね」
「訓練ですか」
「あそこは月月火水木金金だからね」
毎日訓練だからだというのだ。
「それでね」
「今日もですか」
「訓練よ」
「あちらは相変わらずですね」
「そうね、敵なら厄介だけれど」
実際に苦戦したからこの言葉をあえて出した。
「味方だったらね」
「頼もしいですね」
「有り難いわ」
実にという言葉だった。
「本当にね」
「ホーネットそこにいたのね」
今度は白い長髪で落ち着いた雰囲気の女だった、穏やかな顔立ちで服装は軍服を思わせるものだった。
「そしてその人達は」
「ええ、仮面ライダーよ」
ホーネットはその女に紹介した。
「この人達がね」
「わかったわ。はじめまして」
女も五代達に挨拶をした。
「ヨークタウンです」
「私の一番上の姉さんなの」
ホーネットはライダー達にこうも話した。
「私達は三姉妹でね」
「じゃあもう一人だね」
「いるのよ、これが」
ホーネットはおやっさんに答えた。
「これが凄い姉貴でね」
「いつも頑張ってくれています」
ヨークタウンも言ってきた。
「本当に」
「そうなんだね」
「はい、今はこの島にいますので」
それでというのだ。
「すぐに会えます」
「その時を楽しみにしているよ」
「それでは」
「しかし。こうして見ますと」
ヨークタウンは五代達を見回してあらためて言った。
「皆さん非常にです」
「どうしたんだ?」
「恰好いいですね」
「だよな、顔いいよ」
ホーネットも言うことだった。
「どの人も」
「そうね」
「五代さんもそうで」
「他の人達も」
「この人物凄く恰好いいわね」
「そうよね」
寧海と平海は一条を見て言った。
「きりっとしていて」
「それで知的でね」
「凄い男前ばかり」
薄紫のツインテールの髪の毛の眠そうな顔の少女が出て来た。
「何か」
「っていうか仮面ライダーじゃないの?」
蜂蜜色の長い髪の毛で短いスカートの元気そうな少女である。
「この人達が」
「そうですよね」
薄紫の髪で編んだ部分にリボンがあるお嬢様の感じの少女も言ってきた。
「明らかに私達とは違いますし」
「あんた達が仮面ライダー?」
白い髪の毛で猫の様な耳に似た部分もある星条旗の模様が入った服を着た少女もやって来た。
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