第四百六十六話 【邂逅】海の乙女達その八
[8]前話 [2]次話
「宜しくお願いします」
「グロンギとの戦いになれば」
「その時はね、しかし」
ホーネットは五代達を見てこうも言った。
「仮面ライダーは一人だけかな」
「この人だけね」
「気配が違うから」
寧海と平海も五代を見て言う。
「お隣のコートの人も強いけれど」
「凄い気だけれど」
「仮面ライダーっていうと」
「この人だけね」
「わかるんだ」
五代はホーネットたちの言葉にも笑顔で応えた。
「そうしたことも」
「わかるさ、だってあんたの気は本当に普通じゃないからさ」
ホーネットは五代に笑って答えた。
「だからな」
「それでだね」
「わかったよ、ただね」
「ただ?」
「あんたが凄くいい人だってのもな」
このこともというのだ。
「わかるよ」
「俺のこともなんだ」
「その笑顔だからな」
「若し私が船でなければ愛していました」
ベルファストも笑顔で述べた。
「その時は」
「というかにゃ」
明石がこう言ってきた。
「五代さんはまた別格にゃ」
「その人五代さんっていうんだ」
「五代雄介さんにゃ」
明石はホーネットに答えた。
「仮面ライダークウガにゃ」
「クウガ?いい名前だね」
「グロンギとずっと戦ってきた人にゃ」
今彼女達の敵である彼等と、というのだ。
「兎に角凄い人にゃ」
「そうだね、普通にあたし達より遥かに強いしね」
ホーネットは明石の言葉を受けて笑って話した。
「気を察するとね」
「尋常じゃない気よね」
「前にいるだけで」
寧海も平海も話した。
「もうそれだけでね」
「わかるから」
「けれどね」
「怖くないわ」
「むしろ凄く優しい」
「そんな気よね」
「強くて優しい」
ベルファストは微笑んで述べた。
「まさに本物のお強さですね」
「そうだ、五代がいるならだ」
一条も少女達に話した。
「それだけでかなり違う」
「本物の強さをお持ちなので」
「だからな」
一条はベルファストにも答えた。
「何かあるとな」
「五代さんにですね」
「頼るといい、そして俺達に出来ることならな」
「皆さんにもですね」
「話してくれ」
自分達にもというのだ。
「いいな」
「わかりました」
ベルファストは一条にも応えた。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ