第四百六十六話 【邂逅】海の乙女達その七
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「だからね」
「お気に召されましたか」
「うん、じゃあ今からね」
是非にという口調での言葉だった。
「皆にね」
「紹介させてもらいます」
「宜しく頼むよ」
まさにというのだ。
「これからね」
「わかりました、ただ」
「うん、もうだね」
「来られました」
「あら、素敵な人達ね」
薄紫の長い髪の毛で整った顔立ちの気品のあるメイドだった。
「これはまた」
「うむ、美形揃いだな」
濃い青の丈の短い服装で黒い髪の不敵な笑みの女もいる。
「どの人も」
「その方々が仮面ライダーね」
メイドはユニコーンに問うた。
「そうなのね」
「はい、そうです」
ユニコーンは素直に答えた。
「この方々が」
「はじめまして、ベルファストです」
「アークロイヤルだ」
黒髪の女も名乗った。
「以後宜しく頼む」
「お見知りおきを」
二人はそれぞれ礼儀正しく挨拶をした、特にベルファストは流石メイドという挨拶をライダー達に向けてきた。
「どうぞ」
「こちらこそね」
「はい、それではですね」
「うん、これからね」
「私達は皆様と共に」
「戦っていこうね」
「是非共」
ベルファストは五代に微笑んで応えた。
「宜しくお願いします」
「こちらこそ頼むよ」
五代はベルファスト達にもにこりと笑って応えた。
「一緒にスサノオ、グロンギと戦おう」
「はい、しかし」
「しかし?」
「五代さんは随分と素晴らしい笑顔を出されますね」
五代のその笑顔を見ての言葉だ。
「わたくし惚れ惚れしました」
「そうかな」
「これだけの笑顔は見たことがありません」
「確かにな」
アークロイヤルも頷いた。
「この人の笑顔は別格だ」
「そうですわね」
「実にいい笑顔だ」
「まことに」
「ああ、来てくれたんだ」
今度はいささかウエスタンな恰好の長いブロンドの髪の少女だった、半ズボンがかなり印象的である。
「その人達がだね」
「仮面ライダーですね」
「そうですね」
一緒に赤い中国風の服装と髪型の少女と青いやはり中国風の服装と髪型の少女がいた。
「男性ですし」
「軍艦の方でもないですし」
「そう、俺達が仮面ライダーなんだ」
五代は三人の少女にも笑顔で答えた。
「宜しくね」
「ホーネットよ」
「寧海です」
「平海です」
三人はそれぞれ名乗った。
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