第十六話 はじめての時その十二
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心が篭もってるからだとだ。希望もそれはわかっている。
だがそれ以上にだとだ。二人は言うのだった。
「ほんまに今よりもやで」
「心込めて御馳走作ったるさかいな」
「何か悪いね」
そんな二人の好意にだ。希望は申し訳なさそうに返した。
「いや、僕そこまでしてもらうって」
「ええねん。うち等かて希望の笑顔見たいさかいな」
「そやからええねんで」
希望が遠慮する必要はないというのだ。
「全然な」
「気にすることないで」
「そうなのかな」
「そや。だから明日はもっとな」
「もっと凄い御馳走になるで」
「だったらね」
二人のその言葉を受けてだ。希望もだ。
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